Mediall(メディアール)

オンリーワン・ナンバーワンをキュレーションする地方創生メディア

フード  |    2024.03.18

アート・カルチャー都市におけるフランス料理店の役割とは?西池袋Brasserie Laiton(ブラッスリーレトン)

3大ビッグターミナル駅の一つ、池袋。2024年現在、池袋駅には4社9路線が乗り入れ、世界屈指の乗降者数を誇る。東口はサンシャインや大手デパートなど、巨大商業都市の様相を呈し、若者が多く喧騒に包まれる元気な町だ。
一方、西口は東京芸術劇場を中心として文化都市の色味を強め、駅前でありながら閑静で大人の雰囲気な街となっている。そんな、西池袋にひっそりと佇むフランス料理店「Brasserie Laiton(ブラッスリーレトン)」

Brasserie Laitonの役割やそこに込める思い・提携施設であるホテルヒソカ(hotel hisoca)について、Hyotan & Co. 株式会社 代表取締役であり、Laiton合同会社代表の川副貴央様にお話をうかがった。

Brasserie Laiton(ブラッスリーレトン)の外観

ーー西池袋のまちづくりにおけるBrasserie Laitonが目指す役割を教えてください。

川副さん:Brasserie Laitonは「飾らずに食べれるフレンチ」を西池袋で提供しているお店です。開店したのは2022年5月26日。レトンとは、フランス語で真鍮を示し「年の積み重ねによって深みが出る」という意味合いがあります。お店を気軽に日々使いしていただき、思い出の積み重ねに同伴できれば幸いです。

豊島区は「国際アート・カルチャー都市構想」を提唱し、文化の発信地として池袋を盛り上げようとしています。東京芸術劇場が西池袋の文化発信の中心として存在しており、当店はそこに隣接しています。街が目指すアート・カルチャー都市構想を少しでも後押しできるよう、プレシアター、アフターザシアターの時間で使ってもらうことを意識していますね。

店内も上品で落ち着いた雰囲気

ーー観劇の前にレストランで楽しむのがプレシアター、アート・カルチャーの鑑賞後に余韻を楽しみながら食事やお酒をいただく場がアフターザシアターですね。夜間に楽しむ場所の提供ということで、豊島区はとくにアフターザシアターに力を入れています。

川副さん:そうですね。ランチは前菜からデザートまで全て選べるコースが3,000円代から楽しめるため、しっかりとお食事しながら会話も弾む女子会的な用途で利用いただくことが多いです。一方、ディナーではデートでのご利用はもちろん、3, 4名程度で和気あいあいと大人のお食事会という感じで使っていただいている方が多いですね。

また、お料理だけでなくワイン類についても複数名で手軽に飲みやすいボトルから、保存料などを使わず生産者のこだわりが感じられるナチュラルワインのご用意もあります。フランス料理だけでなく、お酒を楽しむ場としてもご利用いただければと思います。

このように、プレシアター・アフターザシアター両方でご満足いただけるサービスを提供させていただいております。

ーーBrasserie Laitonは「自分らしく、心穏やかになれる場所」をコンセプトとしたデザインホテル「ホテルヒソカ(hotel hisoca)」と隣接・提携していますね。こちらも西池袋の落ち着いた品のある雰囲気を後押ししています。

ホテルヒソカ(hotel hisoca)外観

川副さん:提携しているホテルヒソカさんは「プライベートな空間でゆったりとした時間を過ごして欲しい」という思いで朝食を「お部屋提供」しており、そこでお出しするパンやスープはBrasserie Laitonで作っています。ホテルの前にテラス席があり、Brasserie Laitonで買ったものを持ち出して食べることもできます。

Brasserie Laiton(ブラッスリーレトン)のベーカリー
焼きたてのパンが立ち並ぶ

お部屋は全室サウナ付きでくすみ系のグリーンやピンクのベースカラーで世界観を統一されており、尖った要素がなく、本当に落ち着いて過ごせる空間です。日常から少し離れ、大事な方と「特別なとき」を過ごすのに最適なホテルだと思います。

くすみカラーが基調
ゆったりした時間を過ごしたい時に最適な、おしゃれで落ち着いた雰囲気のお部屋
自分のペースで楽しめるサウナ

ーーお部屋がかわいくて女子会にぴったりですね…!写真を見ただけでテンションが上がります。「頑張った自分へのご褒美」として、「大人な自分時間」を過ごすために今度利用させていただきます。最後になりますが、今後の抱負を教えてください。

川副さん:池袋から目白にかけての西池袋エリアは高層ビルがほとんどなく、一軒家の多い住宅地が広がっており、落ち着いた住みやすい街です。池袋駅が巨大ターミナル駅であるにも関わらず、その周辺が都市化されていないというユニークな側面を持った珍しいエリアだと思います。最近では「ニシイケバレイ」という飲食店やアトリエなど、おもしろいお店が立ち並ぶエリアが作られるなど、この場所特有の環境づくりが盛んにおこなわれています。

池袋駅東口のサンシャイン方面の商業エリアと比べると人の往来は段違いに少ないですが、逆にそこが西池袋の良さでもあり、少し大人感が漂う落ち着いたエリアという側面を担えるのではないかと期待しています。豊島区の国際アート・カルチャー都市構想とも個々の店舗レベルで共鳴していければ、今後ますます独特の文化をもった地域に発展していくでしょう。その一助を為せるように、今後も取り組んでいきたいと思っています。

まとめ

アート・カルチャー都市構想を後押しする役割を担う「Brasserie Laiton(ブラッスリーレトン)」・「ホテルヒソカ(hotel hisoca)」。どちらも落ち着いたおしゃれな雰囲気で、アートやカルチャーを楽しみたい大人女子なら気に入ること間違いなしだ。西池袋がどのような街に発展していくのか、今後も注目していきたい。

▽関連記事▽
フランス料理にときめき・食べ応え・手軽さを。西池袋Brasserie Laiton(ブラッスリーレトン)

店舗情報

店名:Brasserie Laiton(ブラッスリーレトン)
住所:東京都豊島区西池袋1-9−8 阿部ビル 1階
営業時間:月曜日 11:30-15:00、火曜日から日曜日 11:30-15:00/17:30-22:30
定休日:なし
電話番号: 03-5904-9991
公式サイト:https://www.laiton.tokyo/

施設名:ホテルヒソカ(hotel hisoca)
住所:東京都豊島区西池袋 1-10-4
電話番号:03-6692-8181
公式サイト:https://hotelhisoca.com/

記事をシェアする

この記事を書いた人

ゆう

6歳男児を育てる農学博士ライター。東京にいます。寺社仏閣・史跡めぐりが趣味。取材を通して、いろいろな人と出会えることに幸せを感じます。生まれ育った商店街が年々さびれていくのを目の当たりにし、地方創生に興味を持ちました。日本のよいものを日本中に届けたいと思い、Mediallで活動させていただいています。

関連記事