「スタバはないがスナバはある」
このフレーズを耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?……そう、鳥取県知事の平井伸治氏が放った渾身のダジャレです。そして、ダジャレがきっかけで本当に誕生してしまった「すなば珈琲」も、今や全国的に知られる鳥取の名物カフェとなっています。
ここまでは周知のニュース。しかし、実際のすなば珈琲がどんなカフェなのかよく知らないという方もいるでしょう。
そこで本記事では、すなば珈琲の魅力をたっぷりとお伝えします。きっかけはダジャレでも、その実しっかりとしたこだわりを持つ素敵なカフェなんですよ!行ったことがない方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
「すなば珈琲」とは?
「すなば珈琲」とは、2014年に誕生した鳥取のカフェです。
平井知事の「スタバはないけどスナバはある」という一言で、まさか本当にカフェができるなんて……そんな奇想天外な展開に、全国の人が大注目。鳥取駅前に1号店がオープンしたときには、長蛇の列ができました。
「名前だけ」と思う方もいるかもしれませんが、すなば珈琲は味にもしっかりとこだわっているカフェです。オーナーは、鳥取県内で飲食店を経営してきたベテラン。コーヒーが大好きということから、以下のようなことにこだわっています。
- 直接産地に行って豆の品質を確認
- 鳥取の砂を使ってじっくりと焙煎
- 手間がかかるけどおいしいサイフォン抽出
おいしさにもこだわっているからこそ、10年が経った今でも鳥取県民を中心に多くの方に愛されています。
すなば珈琲のメニュー
すなば珈琲のメニューには、いくつか特徴があります。どんな個性があるかを知っておくことで、すなば珈琲の楽しみ方が広がりますよ♪
鳥取名物がたくさん!
すなば珈琲のメニュー構成は、鳥取名物がほとんど。
大山鶏が入ったカレー、鳥取名産「もさえび」を使ったホットサンド、境港の新鮮な魚介が盛られたサーモン丼——すなば珈琲であれば、鳥取のご当地グルメを網羅できるといっても過言ではありません。観光で鳥取を訪れるならはずせないお店ですね。
筆者もすなば珈琲こだわりのカレーを食べてみました。具がごろごろっと入っていて、食べ応え抜群!ルウは辛口で、刺激的なぶん野菜の甘味が強く感じられました。
そういえば、鳥取は全国トップレベルのカレー消費量を誇る県でもあるんですよ。「カレー王国鳥取」を名乗るだけあって、コーヒーチェーンでも専門店のような味わいのカレーでした。
ボリュームがすごい
筆者が県外の友達とすなば珈琲に行くと、必ず驚かれるのがアイスドリンクの量です。
すなば珈琲のアイスドリンクは、ものすごく大きなグラスで提供されます。体感としては、スタバのべンティ®くらい。量が多いので、店内でゆっくりと過ごしたい方やごくごく飲みたい方には嬉しいですね♪
特定の店舗にしかない限定メニューも
すなば珈琲のメニューは、店舗によって限定メニューを提供している場合があります。
例えば、白兎海岸沿いにある「道の駅 神話の里白兎店」。縁結びで有名な白兎神社が近くにあることから、ハート型のバーガーを提供しています。
「この前は〇〇店に行ったから、次は△△店に行ってみよう!」と店舗ごとの違いを楽しむこともできますよ。
すなば珈琲の店舗情報
鳥取県鳥取市 | ・バードハット店 ・“新”鳥取駅前店 ・鳥取市役所店 ・鳥取砂丘コナン空港店 ・アートプレイス すなば珈琲 ・鳥取環境大学店 ・道の駅 神話の里白兎店 ・二代目 村上水産(すなば珈琲併設) |
鳥取県米子市 | ・お菓子の壽城店 |
鳥取県境港市 | ・米子空港店 ・水木ロード店 |
岩手県陸前高田市 | ・高田松原店 |
すなば珈琲には、上記の12店舗があります。
鳥取のローカルカフェなので、店舗は鳥取県にしかありません。期間限定で他県に出店することもありますが、常時楽しめるのは鳥取県のみです。
例外として、岩手県に1店舗だけ。東日本大震災ボランティアの縁で誕生した店舗で、「道の駅 高田松原」内にあります。
近くまでお越しの際は、ぜひ足を運んでみてくださいね。
きっかけはダジャレでも味はとても真面目!
「ダジャレがきっかけ」というとなんとなく不真面目な印象がありますが、実際はおいしい鳥取名物が堪能できる真面目で素敵なカフェです。メニューも豊富なので、ランチやティータイムなどあらゆるシーンで楽しめますよ♪
鳥取でカフェを探している方は、ぜひすなば珈琲へ!
※掲載情報は公開時点のものです。場合によっては内容が変わっている可能性があることをご了承ください。
※実食レビューは個人の感想に基づいて執筆しているため、感じ方には個人差があります。