地域創生メディア  Mediall(メディアール)

オンリーワン・ナンバーワンがそこにある 応援の循環を作る 地域創生メディア

スポット  |    2026.05.16

名建築で日本列島の歴史に触れよう!親子で楽しむ国立科学博物館の見どころ【後編・日本館】

前編では、親子で楽しめる国立科学博物館 地球館の見どころをご紹介しました。後編では、日本列島の自然や人々の営みについて学ぶことのできる日本館をご紹介します。

前編はこちら

恐竜から宇宙まで!親子で楽しむ国立科学博物館の見どころ【前編・地球館】

重要文化財の建築美に注目

日本館を訪れるなら、まずチェックしたい見どころの一つが日本館の建物。1931年に完成した日本館は、国の重要文化財に指定されているネオ・ルネサンス調の名建築です。

建物を上空から見ると飛行機の形をしているのが特徴。飛行機は、当時最先端の科学技術の象徴だったそう。

建物内に見られるステンドグラスは国内のステンドグラス作品の中でも最高峰と言われており、中央ホールからはその図案と色彩の美しさを堪能できます。

3階|天井までそびえ立つフタバスズキリュウ

3階の展示室でひときわ存在感を放っているのはフタバスズキリュウの復元全身骨格。フタバスズキリュウは、1968年に日本国内で初めて発見された首長竜の化石として世界的にも有名です。天井に届きそうなほどの大きさは大迫力で、人気の撮影スポットともなっています。

こちらのレプリカだけでなく、同フロアでは実物化石の展示も鑑賞できる

日本館3階では「日本列島の生い立ち」「日本列島の素顔」というテーマで、日本列島の自然や風土について知ることができます。

“我々はどれだけ、この日本列島のことを知っているのだろうか?”
という問いかけには、はっとさせられる方も多いのではないでしょうか。知っているようで知らないことも多い日本列島について、深く掘り下げる展示となっており、大人も興味深く鑑賞できました。

壁一面にアンモナイトの化石がずらり
日本に落下した隕石の展示
岩石で作った日本の地質図

2階|“忠犬ハチ公”は必見!日本の生き物や昔の暮らしを知ろう

2階では、「生き物たちの日本列島」「日本人と自然」をテーマに、日本列島で見られる生き物たちや、人々と自然の関わりを紹介しています。

有名な忠犬ハチ公や、南極で活躍したジロの剥製は特に人気の展示。

忠犬ハチ公(手前)とジロ(後列右)の剥製

かつて日本に暮らしていた人々の生活を再現した模型は、一瞬本当に人がいるのかと見間違えるほどのリアルさ。

日本人と繋がりの深い稲作に関する展示では、稲の品種ごとの違いを見比べるのも楽しい。

さわって楽しめる展示もたくさん

2階・3階の展示室に共通するのが、体験型展示が充実していること。石英やアンモナイトの化石、昆虫模型など、触って楽しめる展示がたくさんあり、小さな子どもでも直感的に学ぶことができます。

クワガタのアゴの形を比べてみよう
大きな石英はさわるとひんやりしている

小さな子どもには展示の内容自体の理解はまだ難しくても、「アンモナイト大きいね!」と感想を言い合いながら鑑賞する体験が、自然科学への興味につながっていくのではないかと感じました。

1階|企画展だけでも見ごたえ抜群!

筆者の訪問時には、企画展「生誕100年記念 かこさとしの科学絵本」が開催中でした。

かこさとし氏は、生涯にわたり600冊を超える作品を生み出してきた絵本作家です。企画展では、絵本原画や貴重な直筆スケッチなどが多数展示されていて、かこさとし氏の生き物や自然に対する真摯なまなざしに触れることができる空間となっていました。
展示室はそれほど広くないものの、かなりの見ごたえがあり、企画展だけでも入館料の元が取れるのでは?と思えるほどの満足感がありました(企画展は常設展のチケットで鑑賞可能)。

だるまちゃんの撮影スポットや科学絵本の閲覧コーナーも

今回のように、親子で興味を持てるテーマの企画展が多いので、常設展を訪れる際にはぜひ併せて楽しんでほしいエリアです。

今回は工事の関係で1階の南翼には入れませんでしたが、天球儀や地震計など、自然現象を知るための技術が紹介されているようです。

地下1階|大パノラマのシアター36〇に充実のショップも

地下1階には、全球型スクリーンが楽しめるシアター36〇(サンロクマル)があります。
360度全方位に映像が映し出される世界初のシアターで、月替わりで様々なテーマのオリジナル映像を楽しむことができます。

ミュージアムショップでは、忠犬ハチ公グッズから限定オリジナルコイン、展示品のミニチュアのカプセルトイまでオリジナルグッズが充実。軽食を楽しめるエリアもあり、日本館で一息つくなら地下一階がおすすめです。

出口付近に展示されているシロナガスクジラの実物大模型も要チェック

おわりに

国立科学博物館の地球館・日本館では、膨大な数の展示資料を通して、それぞれ異なる切り口から科学の世界に触れることができます。今回、筆者は関西からの訪問でしたが、その規模感と展示の充実度は想像以上で、遠方からでも一度は訪れたい博物館だと感じました。

体験型の展示も多く、生き物や自然科学に興味を持ち始めた年齢の子どもから大人まで家族で一日楽しめるスポットとなっています。入場料は大人630円・高校生以下無料なので、一度で見切れなくても再訪しやすい価格設定。

国立科学博物館で、時間や空間を超えて生命の不思議や宇宙の神秘に触れる非日常のひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。

詳細情報

国立科学博物館公式ホームページ

  • 開館時間:9時~17時(入場は16時30分まで)
  • 休館日:毎週月曜日、年末年始
  • 入場料:一般・大学生 630円、小中高生 無料
  • 住所:国立科学博物館 東京都台東区上野公園7-20
  • アクセス:JR「上野」駅(公園口)から徒歩5分、東京メトロ銀座線・日比谷線「上野」駅(7番出口)から徒歩10分、京成線「京成上野」駅(正面口)から徒歩10分

記事をシェアする

この記事を書いた人

yama yuki

大阪府北摂生まれ、北摂育ちの子育て中ライター。 北摂地域を中心に、時には足をのばして京阪神エリアまで、子連れおでかけスポット、おいしいもの、知る人ぞ知る穴場などをご紹介します。 学芸員資格を生かして美術館・博物館の魅力も発信中。PR依頼もお気軽にご相談ください。

関連記事