兵庫県神戸市にある六甲山の涼しい気温を活かして、世界中の高山植物や山野草を育成しているのが六甲高山植物園です。都心から近いのに気軽に高山気分が味わえるのが魅力。本来なら高く険しい山に登らなければ見られないような貴重な高山植物を楽しめます。今回は、そんな六甲高山植物園をご紹介します。
六甲高山植物園への行き方
JR六甲道駅や阪急六甲駅から神戸市バス「六甲ケーブル下」行きに乗車します。そこから六甲ケーブル、六甲山上バスに乗り継ぎ、「六甲高山植物園前」バス停で下車すると、植物園の東入口はすぐ目の前です。公共交通機関だけでアクセスできるため、特別な山歩き装備は必要ありません。
まるで標高の高いアルプスの高原に来ているよう

重いザックを背負い、荒い息を吐きながらようやく辿り着くような高原の景色。ここでは、そんな景色を手軽に楽しめます。『アルプスの少女ハイジ』を観ていた世代なら、アルプスの高原は憧れの場所。アニメの背景に小さく描かれていた高山植物を探しながら歩くのも楽しいでしょう。カフェやショップもあるので、風景を眺めながらひと休みするのもおすすめです。

厳しい高山環境で必死に生きる花々は、決してのびのびとしているわけではありませんが、その姿になぜか心が安らぎます。歩くたびに小さな命の輝きを見つけられるかもしれません。散策するだけでも、別世界に迷い込んだような自然の豊かさを体感できます。
天皇家とゆかりの深い六甲高山植物園

六甲高山植物園は皇室の行幸・行啓を賜った歴史があり、記念碑や献上花を通じてその足跡を垣間見ることができます。植物だけでなく、皇室との由緒ある物語に触れられるのも魅力です。

当時皇太子だった明仁上皇が来園された際には、園内の池に架かる橋の渡り初めをされました。この橋は「プリンスブリッジ」と名付けられ、園内の名所となっています。記念撮影にもぴったりのスポットです。
一番の見どころは ロックガーデン

六甲高山植物園の最大の見どころはロックガーデン。岩場を再現したエリアには、普段は山に登らないと出会えない高山植物がずらりと並びます。ここを歩けば気分はもう登山者。本来なら数日かけて縦走しなければ出会えないような花々が、数歩ごとに次々と姿を見せてくれます。

花々のディテールをじっくり楽しんだあとは、全景を眺めてみるのもおすすめ。池を挟んだ対岸にある休憩小屋からは、ロックガーデン全体を見渡せます。屋根があるので日差しも避けられ、ゆっくり休憩するのに最適です。
興味津々!食虫植物

園内には食虫植物の展示コーナーもあります。普通なら「触れないで」という注意書きがありそうですが、ここでは「さわってみよう!」という張り紙が。せっかくなのでチャレンジしてみましょう。

こちらは「ハエトリソウ」。指先で軽く触れてみましたが、残念ながら反応はほぼなし。疲れていたのかもしれませんね。かわいそうなので、刺激するのはほどほどに。

こちらは「サラセニア」という食虫植物。袋状の部分に昆虫を誘い込み、内部の消化液で溶かして吸収するのだそうです。子どもたちには特に人気のコーナーで、夢中になって観察していました。
高山植物を育成中

園内には高山植物を育成するガラス張りの小屋があり、自由に見学できます。

中には高山植物らしい背の低い草花が並び、ひとつひとつに名札が付いているので、種類を知るのにも最適な場所です。
六甲高山植物園はいかがでしたか。NHKの朝ドラでも話題になった植物学者・牧野富太郎とゆかりの深い植物園でもあり、植物好きなら一度は訪れたい場所といえるでしょう。都会の喧騒から少し離れて自然の中に身を置きたくなったら、足を運んでみるのも良いかもしれませんね。
六甲高山植物園の詳細情報
住所:657-0101神戸市灘区六甲山町北六甲4512-150
電話番号:078-891-1247
開園時間:10:00~17:00
入園料:大人(中学生以上) 900円、小人(4歳~小学生) 450円
休園日:季節営業のため、詳細はHPをご確認ください。
アクセス:JR六甲道駅や阪急六甲駅から神戸市バス「六甲ケーブル下」下車、六甲ケーブル、六甲山上バスに乗り継いで「六甲高山植物園前」バス停で下車




