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もの・こと  |    2026.01.13

「どうだい?サポーター交流会in東京」で見えた、経営者同士のつながり

「経営者として弱音を吐ける場所がない」
「利害関係なしで話せる仲間がほしい」

そんな経営者たちの切実な声に応えて生まれたのが、大同生命が運営するコミュニティ「どうだい?」です。

普段、会社員にとっては「雲の上の存在」に見えることもある経営者たち。しかし、彼らも会社員と同じように悩み、誰かとのつながりを求めています。そんな彼らはどのような想いで集まり、どのような会話を交わしているのでしょうか。

本イベントは、12月8日の大阪、9日の東京、10日のオンラインと、3日間にわたって開催された「どうだい?サポーター交流会」のひとつ。今回は、筆者が取材した東京会場(12月9日開催)の様子を、参加者のリアルな声とともにお届けします。

経営者同士が本音で支え合う「どうだい?」とは

参加者を紹介する運営マネージャーの宮本さん

まずは、今回のイベント運営である「どうだい?」について簡単に紹介します。大同生命が運営する、会員数10万人超えの中小企業経営者向けコミュニティ。「経営者同士が本音で語り合える場」として、全国各地で利用されています。

一般的に、会社員には愚痴を言い合える同僚や先輩がいますよね。ですが、経営者の多くは孤独を抱えています。社員や家族に心配をかけたくないからこそ、弱音を吐けない。そんな彼らが、資金繰りや組織作りといったテーマを、安心して相談できる場所は意外に少ないもの。

ここでは、名刺交換や営業活動は目的とされません。似た境遇の経営者が、お互いの経験をシェアして助け合う。そんな「温かいつながり」こそが、このコミュニティの価値と言えるでしょう。

今回集まったのは、そんな「どうだい?」をさらに熱くするために選ばれたサポーターのみなさん。運営チームと共にコミュニティを盛り上げる、頼もしいパートナーたちです。

経営者が輪になって語り合った夜

会場となったのは、東京のイベントスペース。この日集まったのは、10名の経営者でした。

一般的に「経営者の交流会」と聞くと、ホテルの宴会場で多くの人がひしめき合い、名刺交換の列ができている……そんな少しギラついた光景を想像しませんか?しかし、この日の空気はそれとは正反対でした。

運営チームが用意した美味しそうな食事やドリンクを片手に、参加者のみなさんが輪になって会話を始めたのです。そこには、実績を誇示するようなマウント合戦も、自社商品を売り込む営業トークも一切ありません。

参加者の自己紹介タイム

「最近、どうですか?」

そんな何気ない一言から、新しい事業への迷いや、過去の苦労話が語られ始めます。誰かが話すと、周りのメンバーが頷く。無理に場を盛り上げる必要がない、沈黙すらも心地よい時間になっていました。

オンラインですでに信頼関係ができているためか、初対面の方同士でも心の距離が驚くほど近いのが印象的でした。まるで、友人に悩みを打ち明ける時の安心感。そんな空気が会場全体を包み込んでいたのです。

仙台から駆けつけた参加者も!「つながり」の本当の価値

参加者の乾杯する様子

この日集まった10名の参加者は、IT、建設、サービス業と業種もバラバラ。年齢も経験も異なりますが、みなさんに共通していたのは「この場を求めていた」という熱量です。

筆者がとくにお話を伺って驚いたのは、なんと仙台から参加されたレッカー事業を営む参加者。「仕事上のメリットよりも、人としてつながりたくて東京まで来ちゃいました!」オンラインで交流していた仲間に、直接会って言葉を交わしたい。その想いが距離を超えさせたのです。

また、他の方々からも「ギブの精神」を感じる言葉がたくさん聞かれました。

「自分たちが苦労した分、他の人には近道をしてほしい」
「自分の経験が誰かの役に立つなら嬉しい」

損得勘定で動くことが常識とされるビジネスの世界で、これほどまでに見返りを求めない想いが交差する場はそうそうないのではないでしょうか。

社長にこそ必要な「サードプレイス」という場所

今後の展望を語る運営マネージャーの宮本さん

交流会の後半、運営マネージャーの宮本さんが語った今後の展望も印象的でした。

「経営者のメンタルヘルスは深刻な課題であり、孤独を感じている人が多い。だからこそ、この『どうだい?』を経営者にとってのサードプレイスにしたいんです」

会社員には職場と家庭以外にも、趣味の仲間や学生時代の友人といった居場所が作りやすい環境があります。

しかし、経営者は職場では決断を迫られるリーダーであり、家庭では大黒柱であることを求められがちです。弱音を吐ける自分が許される場所は、少ないのかもしれません。

「いつか47都道府県の代表が集まるサミットを開催し、会場を埋め尽くしたい」と語る言葉に、参加者たちは頷いていました。

まとめ

どうだい?のイメージキャラクター「どうだいくん」

交流会が終わる頃、会場は開始時よりもさらに柔らかく、温かい空気に包まれていました。

今回、取材を通じて感じたのは「経営者も私たちと同じ一人の人間である」という事実です。悩みや迷いについて、誰かに話を聞いてほしいと願っている。ただ、その相手を見つけるのが難しい立場にいるだけなのです。

「どうだい?」は、そんな彼らが素の自分に戻れる場所でした。つながりを求めている方は、少しでも興味があれば行って損はありません。次はあなたの街で開催されるかもしれません!

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この記事を書いた人

吉坂まどか

東京都生まれ、東京都育ち。街の魅力を再発見しながら、地域の魅力を発信していきたいと思っています。趣味は音楽鑑賞で、ジャンルを問わず色々な音楽を聴きます。地域の方々の想いを丁寧に汲み取り、その魅力を最大限に伝えることを常に心がけて執筆します。

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