東京都品川区大崎のオフィス住宅街に、白と木の温もりを基調とした清潔感漂うオーガニックギフトショップ「surf」があります。
健康や自然にやさしいエシカル商品が並ぶ店内で、いつも明るい笑顔で出迎えてくださるオーナーの久保田さん(写真:左)と店長の髙橋さん(写真:右)。
ホッとできるsurfの温もりの秘密は、お店の方々の「想い」にありました。
本記事では大崎のsurfの魅力を【前編】【後編】の二部に分けてご紹介します。
品川区大崎のギフトセレクトショップ「surf」とは?
「surf」と書かれた大きな白い看板に、店内には目を惹く鮮やかなブルーのサーフボード。
一見、サーフィングッズのショップかと思いますが、店内には洗練されたギフト商品が並んでいます。
2020年9月にオープンした、筆者お気に入りのギフトセレクトショップです。
なぜ、「surf」という店名なのでしょうか。
今回オーナーの久保田さんと店長の髙橋さんに、お店が生まれた背景や想いについて、お話を伺ってきました。
「surf」の誕生秘話
オーナーの久保田さんは、大自然が残る三重県の離島出身。
海を見ると心が安らぐといいます。
過去にハワイの海で大好きなサーフィンを楽しんでいたとき、人があらがえない自然の偉大さに触れ、「自然あってこその人間」だと気づきました。
久保田さんが自然にやさしいサスティナブルやオーガニックに興味を持ったきっかけだそうです。
東京で会社員経験もある久保田さんは、都会と自然どちらのよさもわかるからこそ、「~Nature&City~」いう理念で、東京に自然を感じるお店を作られました。
ときには都会に揉まれ、心がすさんでしまうこともあるでしょう。
「自然の魅力や人と人とのつながりで、都会でがんばる人々にホッと心が休まるオアシスのような居場所を届けたい」という久保田さんの想いが込められたお店です。
自然の偉大さを教えてくれた大好きなサーフィンにちなみ、お店は「surf」と命名されました。
都会に、心の豊かさと自由を届ける存在に ⸻ 。
そんな久保田さんの想いが形になったお店では、個性豊かな取り組みもされています。
ご縁でつながり、想いを形にできる場所
surfのスタッフさんは、現在3名。
久保田さんの人脈で集った3名は、人情味あふれる素敵な方々ばかりです。
「壁も店内のセッティングも、スタッフ皆で一から作り上げたんです。オープン当日はレジカウンターもなくて、大急ぎで知り合いの作れる人に頼んで作ってもらって」
と、笑顔でオープン秘話を語ってくださった店長の髙橋さん。
過去に保育士やディズニーランドのキャストも経験されたという経歴豊富な女性です。
商品の相談だけでなく、髙橋さんの気さくな笑顔と温和な人柄に惹かれ、人生相談をするお客さんも多いのだとか。
オーナーの久保田さんは「surfを各々の人生経験や、持っているスキルを活かせるコミュニティにしたい」と、スタッフさん選びも人柄や人生経験で決めているそうです。
「スタッフに限らず、surfをもとにつながる人たちが持つ『スキルや想い』を形にできる場所にしたい」という久保田さん。
「想いは実現できる場があってこそ活きるもの」という信念のもと、surfで行っている活動があります。
コミュニティで生まれる活躍の場
お客さんたちと交流したり、スキルや能力を持つ人へ活躍の場を提供したり、surfでは素敵なコミュニティがたくさんあります。
今まで、このようなイベントやワークショップが開催されてきました。
- ・プロギング(ジョギングしながらゴミ拾いをするフィットネス)
- ・ビーチヨガ
- ・バーベキュー
- ・アルコールアート
筆者も先日、アルコールアート(うちわ作り)のワークショップに参加してきましたが、とっても楽しかったです!
スタッフさんのお知り合いが趣味でアルコールアートをしていたことをきっかけに、ワークショップが実現したのだとか。
店内で開催されていたので、お店を訪れたお客さんたちも興味津々でした。
他にもヨガの資格を持つ方の活躍の場としてビーチヨガを開催したり、近所の大学に通う学生さんたちとの交流の場としてバーベキューをしたり、さまざまな楽しいイベントを開催しています。
「surf」をきっかけに広がる地域のご縁は、今後もますます広がりそうです。
人を大切にする久保田さんの想いは、もちろん店内の商品にもあふれていました。
【後編】では、商品へのこだわりや、今後surfが大崎で目指す姿をお届けしますので、お楽しみに!