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人  |    2026.07.09

【静岡県浜松市】ママが「ただいま」と言える場所へ。『ベビーマッサージ教室・えがおのわ』後編

前編では、ベビーマッサージ講師・佐藤倫恵子さんが『えがおのわ』を始めるまでの経緯や、教室に込めた想いについてお伝えしました。

後編では、ママたちの声から生まれたリトミッククラスや『えがおのわ』がこれから描いていく未来について、ご紹介します。

前編はこちら

【静岡県浜松市】子育てを、“ひとり”にしないために。『ベビーマッサージ教室・えがおのわ』前編

リトミッククラスは、「もっと通いたい」の声から

現在、『えがおのわ』では、1歳〜就学前の子どもたちを対象にしたリトミッククラスも行われています。始まりは、ベビーマッサージへ通っていたママたちからの声でした。

「ベビーマッサージを卒業したくない、その後も通える場所がほしいって言ってもらえることが多くて」

そこから生まれたのが、現在のリトミッククラスです。歌やリズム、運動遊びなどを通して、子どもたちが自然と集団活動に慣れていけるような内容を取り入れています。

保育士経験のある佐藤さんは、幼稚園や保育園へ入園する前の“はじめの一歩”も意識しているといいます。

「園で曲を聴いて“これ知ってる!”って思えるだけでも、子どもって安心すると思うんです」

そんな想いから、クラスでは、保育現場でも取り入れられている「さくらんぼリズム」を実施。遊びの中に、入園後へ繋がる要素も自然に取り入れられています。

当初は1〜3歳向けとして始めたクラスでしたが、現在では兄弟の参加も増え、年齢を超えて関われる場所になっているそうです。

「気づいたらみんなで育っていく場所みたいになっていますね」

そう嬉しそうに話す佐藤さん。

ベビーマッサージから始まった『えがおのわ』は、今ではリトミックやママ向けの産後ダンスなどへと広がり、子育て中の親子が自然と集い、つながれる場所になっていました。

“ママのお楽しみ時間”がある理由

『えがおのわ』では、子どもだけではなく、ママ自身が楽しめる時間も大切にしています。

専門講師の井口萌恵さんと一緒に楽しむ「ペタペタアート」では、赤ちゃんの手形や足形を使って、季節のモチーフやキーホルダーを制作しています。

小さな手形や足形を、さまざまな形で残せることから、ママたちにも人気なのだそう。

「こんなに小さかったんだねって、あとから見返せるものを残したくて」

と話す井口さん。ペタペタアートには、子どもの今この瞬間を形に残しながら、ママ自身にも制作を楽しんでほしいという想いが込められています。

そのほかにも、アート体験や季節のリース作りなど、思いのままに制作を楽しめる時間も設けられています。

「子育てをしていると、どうしても子ども優先になって、自分のことは後回しになりがちなんです」

だからこそ、『えがおのわ』では、ママ自身が楽しめることも大切にしているといいます。

子どもたちが遊んだり眠ったりしている間、ママたちは作品づくりをしたり、おしゃべりをしたりしながら、それぞれの時間を過ごしていました。

「ママだって、やりたいことをやっていいと思うんです」

その言葉からも、ママ自身を大切にしたいという佐藤さんの想いが伝わってきます。

「ここに来てよかった」の言葉が、活動を支えている

活動を続ける中で、嬉しい言葉をかけられる機会も増えたといいます。

「ここに来てよかった、育休中がすごく楽しくなったって言ってもらえることが幸せです」

中には、「思い切って連絡してよかった」「ここに来ていなかったら、もっと辛くなっていたと思う」と話してくれるママも。

教室をきっかけに出会ったママ同士が、プライベートでも交流を続けたり、子どもたちの成長を一緒に見守り合ったりする場面も増えているといいます。

そんな言葉や笑顔に触れるたびに、「この場所を続けていきたい」という想いが、佐藤さんの中でさらに大きくなっていったようでした。

子育てを、“ひとりじゃない”と思える地域へ

「子育て中のママが、ここなら安心して来られるって思える場所を増やしたいんです」

とこれからの新しい挑戦に向けて準備を進める佐藤さん。将来的に、カフェのような場所を作り、ここで出会った人たちが再び集まれる場をつくりたいという夢もあるそうです。

同じように子育てを頑張るママたちが出会い、「私だけじゃないんだ」と思えること。何気ない会話で笑い合い、悩みを共有しながら、自然と支え合えること。

『えがおのわ』を通して、子育てが孤独なものではなく、地域みんなで支え合えるものになっていってほしいと佐藤さんは話します。

「自分のためって思うと、一歩踏み出せなくても、子どものために行ってみようかな、で大丈夫です」

最後にそう話してくれました。子どものために訪れた場所が、いつの間にかママ自身にとっても大切な居場所へ。『えがおのわ』は、そんな温かな居場所を目指しています。

わらべうたマッサージおうち教室「えがおのわ」

Instagramhttps://www.instagram.com/ritora38/

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この記事を書いた人

AYA

静岡県在住のフリーライター。自然豊かな環境で子育てをしながら、日々サステナブルな暮らしを楽しんでいます。暮らしの中で出会う小さな幸せや心を満たすストーリーを紐解き、一つひとつ丁寧にお届けします。

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