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フード  |    2026.07.07

日東酵素のテンペ|かつて岡山が生産量1位だった栄養価の高い大豆食品とは?【前編】

日東酵素のテンペ

みなさんはテンペをご存じでしょうか?テンペは、インドネシアのジャワ島で古くから作られている大豆発酵食品。そんなテンペは日本でも作られていて、特に岡山県では全国の80%以上を生産していた時期もありました。

今回は前編として、岡山県備前市のテンペ工場「日東酵素株式会社」の社長である馬場史彰(ばばふみあき)さんを取材し、テンペについてお話を伺いました。

ぜひ、岡山名産のテンペを知って、食べてみてくださいね。

テンペとは?

テンペはインドネシアの伝統食品(画像:写真AC)

テンペは、大豆をクモノスカビの一種であるテンペ菌で発酵させて作るインドネシアの伝統食品。ジャワ島では古くから食べられているそうです。

テンペは納豆や豆乳ヨーグルトなどと同じ塩を使わない大豆発酵食品で、無塩大豆発酵食品に分類されます。なお、塩を使う大豆発酵食品である醤油や味噌は有塩大豆発酵食品と呼びます。

日本で工業的に製造する場合、雑菌繁殖を防ぐため乳酸や酢酸を加える必要があるとのことです。ただ、わずかな酸味はありますが、クセのない風味で食べやすいのがテンペの特徴と言えるでしょう。

テンペの高い栄養価と海外での人気

テンペ入りのヘルシー弁当(画像:写真AC)

テンペ菌による発酵で大豆のタンパク質が分解されると、血圧低下作用のあるペプチドや各種アミノ酸ができるという報告があります。このようにテンペのタンパク質は納豆と同じく分解を受けているので、豆腐などに比べて消化吸収されやすいのが特徴です。

また、身体を健康に保つ働きのあるビタミンB群やお腹の調子を整える作用のある食物繊維を豊富に含むため、栄養価が高い食品といえます。

テンペはチーズのような見た目と栄養価が高いことから「東洋のチーズ」とも呼ばれ、納豆のような匂いや粘りがないため、海外でも人気があるのでしょう。

なお、動物のお肉と比べると低カロリーでヘルシーなため、アメリカでは45年も前からヴィーガンやベジタリアンの人々の間でブームになっています。

その後、日本でもテンペが注目されましたがブームは続かず、全国的に生産者が減少したため絶滅の危機に陥っているのが現状です。この記事でなんとか盛り上げて知名度アップを図れれば幸いです。

日東酵素株式会社で製造しているテンペ商品など

日東酵素のテンペ

日東酵素株式会社(以降、日東酵素)では、現在、大豆のテンペ(50g 6ケ入り)、テンペの恵み(50g 2ケ入りまたは6ケ入り)、黒豆グラッセまたは黒まめ甘納豆(いずれも50g入り)、テンペ粉末(40g入り)、ぬれつばめ(5g入り)を製造しています。
なお、「ぬれつばめ」はテンペではなく食品添加物です。

これぞ岡山のテンペ「テンペの恵み」

日東酵素の「テンペの恵み」

50gの四角い餅のような形状に加工してテンペを包装して加熱殺菌した商品。6ケ入りと2ケ入りがあり、ライフスタイルに合わせて選べます。
そのままカットしてサラダに和えるのもよし、料理に肉の代用や追加として使うのもよし、トッピングやステーキにしてもよし、好きなように使えば良いでしょう。

なお、レトルト加工品ではないため要冷蔵品となりますので、保存や取り扱いにはご注意ください。

テンペスイーツ「黒豆グラッセ」!

日東酵素の黒豆グラッセ(黒まめ甘納豆)

テンペはクセがないため、お菓子やスイーツにも利用できます。日東酵素では、数年の開発期間を経て、優しい甘さのテンペスイーツ「黒豆グラッセ」を商品化しました。

全国的にも有名な岡山県産の大粒の作州黒というブランド黒大豆をテンペ菌で発酵させ、三温糖で煮て独自製法で乾燥させた逸品です。

頂いてみると、ほんのり甘いけど適度な歯ごたえのあるおいしい黒豆甘納豆だと感じました。普通の甘納豆は柔らかくて甘すぎるので苦手なのですが、この「黒豆グラッセ(黒まめ甘納)」なら、何粒もいけちゃう絶妙の食感と風味に驚きを隠せません。

テンペ菌で発酵させた黒豆を使うことで、栄養もあり消化吸収されやすいため、お子様からお年寄りまで、幅広い年齢層の方へおすすめできます。ぜひ、一度食べてみてくださいね。なお、甘すぎないためお酒のおつまみにも合うでしょう。

さっと手軽に使える「テンペ粉末」

日東酵素のテンペ粉末

テンペ粉末はテンペを乾燥して粉末化した商品。みそ汁やサラダだけでなく、野菜ジュースやトーストなどにもさっと振りかけて食べられます。手軽にテンペを摂取できると人気です。忙しくてもテンペの栄養を摂れるのはうれしいですね。

食品の黒さを保つ「ぬれつばめ」

日東酵素のぬれつばめ

ぬれつばめは、黒豆の煮豆や茄子の漬物の色味を黒く保つために使われる食品添加物です。江戸時代に全国シェアの80%を生産していた備前市香登(かがと)の伝統商品「お歯黒」となります

香登おはぐろ研究会と日東酵素で復活させ、全国の料亭や一般家庭で愛用されているそうです。こちらも貴重な逸品といえるでしょう。

日東酵素のテンペはどこで買える?

スーパーでの店頭販売(冷蔵販売です)

日東酵素のテンペは日東酵素株式会社の本社では販売しておりません。そのため、日東酵素の公式ホームページ「ふぁーめんの贈り物」から通販で購入するか、下記の岡山県内のいくつかの販売委託先で購入してくださいね。

完売して在庫待ちとなる場合もあるため、下記の販売店に電話で問い合わせをすると安心です。

商品名販売場所
大豆のテンペ(50g×6ケ)公式ホームページのみ
テンペの恵み(50g×6ケ)農マル園芸(岡山・吉備路・あかいわ)、JAアグリびぜん
テンペの恵み(50g×2ケ)公式ホームページ、リョービプラッツ 雄町店、パークス 東山店、農マル園芸(岡山・吉備路・あかいわ)
黒豆グラッセ(50g)公式ホームページのみ
黒まめ甘納豆(50g)農マル園芸(岡山・吉備路・あかいわ)
テンペ粉末(40g)農マル園芸(岡山・吉備路・あかいわ)
ぬれつばめ(5g)公式ホームページのみ
販売委託先電話番号
農マル園芸 岡山店086-271-0147
農マル園芸 吉備路農園0866-94-6755
農マル園芸 あかいわ農園086-956-2211
リョービプラッツ 雄町店086-278-3100
パークス 東山店086-272-1294
JAアグリびぜん0869-64-1105

テンペを食べてみませんか?

テンペの素揚げ

テンペは納豆のような匂いや粘りがなく、クセもないため、誰にでも食べやすい発酵食品です。しかし、日本では馴染みがないため、食べたことがある人は少ないかもしれません。実際、お店でも取り扱いがない場合もあるため、探さないと見つからない状況かもしれません。

岡山県の方であれば、上記のお店に行けば入手できますので、ぜひテンペにチャレンジしてみてください。

ここでは、通販でも購入できる日東酵素株式会社のテンペを紹介しましたが、全国にはまだいくつもの製造所があります。岡山の矢掛町にもテンペ料理発酵亭があり、こちらではテンペ料理をいただくことができますので、こちらもおすすめです。関連記事「宿場町として栄えた矢掛宿が日本初の『アルベルゴ・ディフーゾ・タウン』として蘇った理由!」でも紹介していますので、ぜひご覧ください。

おすすめは、薄切りを素揚げにした後、ケチャップをかけて食べるレシピです。クセになりますよ!

なお、後編の記事「日東酵素の栄養満点のテンペはどうやって食べる?おすすめレシピを紹介」では、食べ方について詳細に紹介しますので、楽しみにしておいてくださいね。

後編はこちら

日東酵素の栄養満点のテンペはどうやって食べる?おすすめレシピを紹介【後編】

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この記事を書いた人

額田 善之

岡山県赤磐市在住でwebライター活動をしています。オートバイでツーリングをするのが大好きなアウトドア派です。美味しいものやスイーツ、フルーツには目がなく、色々食べています。趣味で納豆のブログ(納豆人甚Gene、https://natto-daisuki.com/)を開設していますので、ぜひ納豆ワールドを堪能ください。これまで、旅行や健康、武道などの記事を執筆しています。縁あって、Mediall様で『赤磐市周辺の素敵な人・コト・もの』を紹介させて頂きますので、どうぞよろしくお願いします。

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