地域創生メディア  Mediall(メディアール)

オンリーワン・ナンバーワンがそこにある 応援の循環を作る 地域創生メディア

人  |    2026.07.07

日東酵素の栄養満点のテンペはどうやって食べる?おすすめレシピを紹介【後編】

テンペの素揚げ(画像:写真AC)

前編「日東酵素のテンペ|かつて岡山が生産量1位だった栄養価の高い大豆食品とは?」では、テンペについて紹介しました。しかし、日本人には馴染みがなく、どうやって食べればいいのか分からないと思います。そこで、今回の後編では、テンペの食べ方を紹介するので参考にしてください。

また、日東酵素株式会社(以降、日東酵素)の馬場社長の取組みや夢についてもおうかがいしたので、紹介します。

前編はこちら

日東酵素のテンペ|かつて岡山が生産量1位だった栄養価の高い大豆食品とは?【前編】

テンペの栄養について

日東酵素のテンペ

テンペは、大豆をテンペ菌で発酵させて作るインドネシアの伝統食品。テンペ菌が産生する酵素によって発酵が進むと大豆タンパクが分解され、各種アミノ酸などが作られます。そのため、テンペに含まれるタンパク質は豆腐などに比べて消化吸収されやすく、子どもやお年寄りにも優しい食品といえるでしょう。

また、テンペではビタミンB群や食物繊維などの栄養成分が、発酵によりゆで大豆よりもかなり増加しているため健康維持に役立ちます。

代謝や神経系の保護作用などの機能があるビタミンB群やお腹の調子を整える作用がある食物繊維は、健康維持に欠かせない栄養素とされています。

テンペの機能性

テンペには整腸作用がある(画像:イラストAC)

テンペに含まれる食物繊維やビタミンB群などの成分には整腸作用や抗酸化作用、コレステロール減少効果などの働きがあると報告されています。また、テンペはグラム陽性菌に対する抗菌作用が強いという報告もあります。
実際に、第二次世界大戦においても日本人捕虜の赤痢や低栄養状態による健康被害を予防したという記録もあるそうです。

動物の肉よりも低カロリーでタンパク質の吸収性も高いテンペは、納豆と同様に健康維持に役立つ食品と言えるでしょう。

テンペの食べ方

テンペのキャベツ巻き(画像:写真AC)

テンペは大豆発酵食品のため、大豆の煮豆などに比べて柔らかく、豆腐よりもしっかりした歯ごたえがあるため、料理には使いやすい食品です。

例えば、鶏肉の代わりに小さく切ったテンペをチャーハンやオムライスの具として使えば、豆類が苦手なお子様にも大豆由来の植物性タンパク質を食べさせられます。

お肉の代用として利用すれば、お肉に含まれる飽和脂肪酸の摂取を避けられ、大豆由来の不飽和脂肪酸も摂取できます。そのため、食事の栄養バランスの改善が期待できるでしょう。

テンペをカレーやサラダにトッピング

同様に、テンペをカットしたものをカレーに混ぜたり、トッピングしたりすれば、牛肉や豚肉などの動物性タンパク質と共に植物性タンパク質も摂取可能です。サラダにトッピングするのもよいでしょう。

トーストにトッピング(画像:日東酵素株式会社)

テンペはクセがないため、ラーメンやトーストのトッピングに使うのもよいでしょう。トッピングとしての利用が、一番手軽で簡単なのでおすすめです。

テンペはジャンクフードの栄養補填になる

特に、カップラーメンなどに粗く砕いて加えると、タンパク質を補充できるので、栄養価が改善します。時間がない場合でもカップ麺や菓子パンだけで済ませず、テンペを一緒に食べれば身体も喜ぶこと間違いなし!

テンペステーキ

また、ステーキにしたり、薄切りにして炒めたりすると香ばしさが出て、色々なソースとも相性が抜群でおいしく頂けます。甘めのソースよりも酸っぱめで濃い味のソースが合うでしょう。

下味を付けたテンペ(左半分)とそのままのテンペを素揚げしたもの(右半分)

薄切りを素揚げや天ぷらにして、塩やケチャップで食べると、お酒もごはんも進むので、ぜひお試しあれ!下味をつけておけばそのままでもおいしくいただけますよ。

日東酵素のテンペ商品を紹介

黒まめ甘納豆(黒豆グラッセ)

日東酵素株式会社(以降、日東酵素)では、現在、大豆のテンペ(50g 6ケ入り)、テンペの恵み(50g 2ケ入りまたは6ケ入り)、黒豆グラッセまたは黒まめ甘納豆(いずれも50g入り)、テンペ粉末(40g入り)、ぬれつばめ(5g入り)を製造しています。大豆テンペとテンペの恵みは中身は同じものになります。また、黒豆グラッセと黒まめ甘納豆も中身は同じものです。

なお、「ぬれつばめ」はテンペではなく食品添加物です。

これぞ岡山のテンペ「テンペの恵み」

50gの四角い餅のような形状に加工したテンペを包装して殺菌した商品。6ケ入りと2ケ入りがあり、ライフスタイルに合わせて選べます。なお、レトルト品ではないため、要冷蔵品となります。保存や取り扱いにはご注意ください。

テンペスイーツ「黒豆グラッセ」!

日東酵素では、数年の開発期間を経て、優しい甘さのテンペスイーツ「黒豆グラッセ」を商品化しました。岡山県のブランド黒大豆である「作州黒」を使うというこだわりぶりです。

「黒豆グラッセ(黒まめ甘納豆)」は甘すぎないため、おやつにもお酒のおつまみにも合いますよ。

さっと手軽に使える「テンペ粉末」

テンペ粉末はテンペを乾燥して粉末化した商品。みそ汁やサラダだけでなく、野菜ジュースやトーストなどにもさっと振りかけて食べられます。手軽にテンペを摂取できるのがありがたい!

黒い食品の黒さを保つ「ぬれつばめ」

ぬれつばめは、黒豆の煮豆や茄子の漬物の色味を黒く保つために使われる食品添加物です。香登おはぐろ研究会と日東酵素で復活させ、全国の料亭や一般家庭で愛用されている逸品といえるでしょう!

日東酵素のテンペはどこで買える?

委託販売先で売られているテンペの恵み(冷蔵販売)

日東酵素のテンペは日東酵素本社では販売しておりません。そのため、日東酵素の公式ホームページ「ふぁーめんの贈り物」から通販で購入するか、岡山県内のいくつかの販売委託先で購入してくださいね。

商品名販売場所
大豆のテンペ(50g×6ケ)公式ホームページのみ
テンペの恵み(50g×6ケ)農マル園芸(岡山・吉備路・あかいわ)、JAアグリびぜん
テンペの恵み(50g×2ケ)公式ホームページ、リョービプラッツ 雄町店、パークス 東山店、農マル園芸(岡山・吉備路・あかいわ)
黒豆グラッセ(50g)公式ホームページのみ
黒まめ甘納豆(50g)農マル園芸(岡山・吉備路・あかいわ)
テンペ粉末(40g)農マル園芸(岡山・吉備路・あかいわ)
ぬれつばめ(5g)公式ホームページのみ

馬場史彰さんの取組みと夢

日東酵素株式会社の馬場社長

日東酵素では、現在、社長の馬場史彰(ばばふみあき)さんが一人でテンペなどを製造しています。なお、青汁の原料になるケールの栽培も行なっていますが、こちらは数人の社員の方が担当されているそうです。

馬場さんは、85歳という年齢を感じさせないパワフルな方で、元気の秘訣は毎朝のテンペフルーツジュースとのこと。

レシピは2人分で、テンペ100gにバナナ1本とリンゴ1玉(なくてもよい)、緑黄色野菜、ヨーグルトをミキサーでジュースにするだけでOK!

テンペ青汁のイメージ(提供:写真AC)

これなら、お家でも簡単にできますね。材料を聞いただけで身体によさそうなこのジュースを、奥様と25年くらい毎日飲んでいるそうです。

備前市から贈られた感謝状

夢は「テンペ菌」「乳酸菌」「酵母菌」「麴菌」などを使った発酵食品の開発という馬場さん。発酵の世界をずっと生きている馬場さんの意気込みには熱い情熱を感じました!

そして、委託販売先で売れ残った商品を市と協働して有効利用するSDGsにも取り組まれています。テンペに限りませんが、食品流通のルールに基づいて返品された賞味期限内の食品を捨てずに利用することが食品ロス削減につながるのです。

健康にもよいテンペを製造し、環境に優しい取り組みをされている馬場さまはとても素晴らしいと思います。「ぬれつばめ」は大阪万博の万博弁当第一弾にも選定されたそうで、備前市から感謝状をいただいたとのこと。

本当に「馬場さんの取組みは凄い!」と感動しました。

これからも元気に開発とSDGsの取り組みを続けていただきたいです。筆者も発酵の魅力に取りつかれた仲間の1人なので、これからも馬場さんを応援していきます。

記事をシェアする

この記事を書いた人

額田 善之

岡山県赤磐市在住でwebライター活動をしています。オートバイでツーリングをするのが大好きなアウトドア派です。美味しいものやスイーツ、フルーツには目がなく、色々食べています。趣味で納豆のブログ(納豆人甚Gene、https://natto-daisuki.com/)を開設していますので、ぜひ納豆ワールドを堪能ください。これまで、旅行や健康、武道などの記事を執筆しています。縁あって、Mediall様で『赤磐市周辺の素敵な人・コト・もの』を紹介させて頂きますので、どうぞよろしくお願いします。

関連記事