Mediall(メディアール)

オンリーワン・ナンバーワンがそこにある 応援の循環を作る 地方創生メディア

フード  |    2024.11.14

目指せ!滋賀県パン消費量1位奪還。草津市のモンスター的パン屋さん|石窯パン工房ポルボロン

2022年滋賀県大津市が都道府県パンの消費量1位に輝いた。

この総務省統計局の発表には県民の多くが心を躍らせた。当時、私の周りでは「パン消費量1位なんだってぇ!すごくない?」と、よく話題に上がった。あの頃は、新しいパン屋ができると情報交換も激しかったように感じる。そのぐらい1位に飢えていたのだ。

しかし、気を抜いたのか翌年には3位に。最近ではパンの話題もめっきり聞かない。

ならば私が、滋賀県民の元気を取り戻すために立ち上がろうと思う。

「パン消費量1位返り咲きへの道」。今回は、草津市にある「ポルボロン」を紹介しようと思う。

お客さんが途切れない

7時から空いてるポルボロンはモンスター的存在のパン屋さんだ。

次から次へとお客さんが入ってきてあれよあれよという間に駐車場が満タンになった。

お客さんも多い。従業員の方もめちゃくちゃ多い。品数も多い。とにかく全部多い。それに伴い店内も広い。

購買意欲を刺激する種類の多さ

中に入ってみると所狭しとパンが棚に並んでいる。

色とりどりのパンが並ぶ様子ってなんでこんなに映えるのだろう。そしてなんでこんなに購買意欲が溢れるんだろう。

そんなことを考えながら撮影をした。どこを撮っても腹ペコ的フォトジェニック。

いちばん売れるのはカレーパン

そして今日伝えたいのは、ポルボロンのカレーパンのお話。いつも安定の美味しさを叩き出すこのカレーパンは、日本人全員が骨抜きになる「外はサクサク中はしっとり」というワードがバッチリ当てはまる。

おしゃれなパン屋さんは、カレーパンを「うちは他とは違いますねん」と言わんばかりに個性的な仕上がりにすることも多いが、このポルボロンのカレーパンはいわば「王道」。

サクサクの直後に感じる、お肉と野菜がゴロゴロの具沢山カレーは口福この上ない。カレーも辛くなく甘すぎでもない、馴染みのあるちょうどいい塩梅のど真ん中だ。

揚げたてのカレーパンが売り場に到着すると、お客さんがトングとトレイを構えて前のめりになりながら急ぎ足でカレーパンを奪いにきた。3個4個と複数買われる方が多い。そして、激戦のこの時間帯は1分も経たないうちに売り場からなくなってしまった。

大人気のカレーパン、営業中は常に揚げられているらしい。来店中に「その時」がきたらラッキーなのだ。

ちなみにうちの息子とうちの夫が日本で1番おいしいと豪語している。そして大事なポイントが、このボリュームと味にして良心的なお値段だ。

ファンがつかない要素がない。逆に言うとファンになる理由しかないのである。

店長さんの推しパン

ちなみに、店長さんが1番お好きなパンは何?と聞いてみた。そうすると少し考えて、クロワッサンだと教えてくれた。

ポルボロンのクロワッサンはとにかく食感が楽しめる。ハード系のパイみたいに強めで、端っこまでパリパリ。下にこぼさず最後まで食べろと言われたら無理系のクロワッサンだ。

そして、バターの香りも味も強いので、食べ終えた後も余韻が長く楽しめる。また買いに行きます!

魅力は外にもある

お店のすぐ隣には公園エリアがある。そこには小さな子どもたちがたくさんいて、全力で暴れ遊んでいた。パンでお腹と心を満たされたのだろう。とても無邪気で幸せそうだった。この雰囲気、一生見ていられる系のやつです。

大人がパンを選んでいる間に遊んでいてもいいし、大人がゆっくり食べている間遊んでいてもいいし、ファミリーにはとても嬉しいエリアなのではないだろうか。

※お子様には大人の方がついていてくださいね。

中にも飲食ができるイートインのコーナーがあった。出来立てのあったかいパンが手に入れば家に持ち帰る時間を渋ってしまうのが人間。売り場のすぐ隣にあるこのイートインで、ゆっくり食べてから帰るのも良さそうだ。

入り口の前にドリンクの自動販売機もあり、コーヒーや紅茶、ジュースまであるもんだから、もはや帰る理由がない。

こんな至れり尽くせりのパン屋さんは滅多にない。しかし、草津市には実際にあるのである。まだ行ったことがない方がいたら行ってみてほしい。

お店の情報

石窯パン工房ポルボロン【Instagram】

〒525-0067 滋賀県草津市新浜町83−1

電話番号 077-574-8823

営業時間 7:00〜18:00

定休日 なし

記事をシェアする

この記事を書いた人

阪口ゆうこ

猫狂酒飲みフリーライターです。

関連記事