石垣島といえば、誰もが思い浮かべるのは「エメラルドブルーの海」かもしれません。しかし、石垣島には山と川があり、豊かな自然が広がっています。
なかでも、日本では沖縄と鹿児島の一部でしか見ることができないマングローブは、石垣島を訪れたら一度は見ておきたい景色です。
今回、私は夏まで待ちきれず冬のオフシーズンに、国の天然記念物にも指定されている宮良川(みやらがわ)のヒルギ林で、石垣島 ADVENTURE PiPiさんのカヌーツアーを体験してきたのでその様子をご紹介します。

マングローブ林が広がる宮良川でのカヌー体験
ツアーは1日に数回開催されており、私は午前の回を選択しました。当日は、宮良川近くの駐車場でガイドさんと他の参加者さんと合流。ここで服装のチェックや、パドルでの漕ぎ方のレクチャーを受け、準備が整ったらいよいよ川へ向かいます。
カヌーに乗って、早速ツアースタート!安定感のある2人乗りカヌーは、思ったよりもスイスイ進みます。参加したのが冬だったので川の水はやや冷たかったですが、パドルを動かし始めると体が温まり、ちょうど良い心地よさでした。
カヌーでは、景色を見るだけでなく、「何が聞こえるか」、「どんな香りがするのか」などを五感でキャッチすることが楽しむコツだそう。
ちなみに、ツアー中はガイドさんがおすすめポイントでたくさん写真を撮ってくれます。
自己責任となりますが、スマホやカメラの持ち込みも可能です。

亜熱帯ならではの生命力あふれる植物
宮良川にはヤエヤマヒルギなど3種のヒルギが自生しており、カヤックでヒルギのすぐ側まで近づいて観察することができます。タコの足のように力強く広がる独特な根っこ。鮮やかな緑と、時折混じる黄色い葉。枝には目を引く「赤い種子」も実っていました。
ふとパドルを止めて感じたのは、雨上がりの森のような土の匂いと、微かな潮の香り。思わず深呼吸したくなる空気でした。


静寂の中で出会う生き物たち
川を進むと、鳥たちのさえずりが聞こえてきます。姿を捉えるのはなかなか難しいのですが、マングローブの木々の間に目を凝らし、耳を澄ませて生き物を探す時間は贅沢なひとときです。
ツアー序盤で、沖縄県の蝶に指定されている「オオゴマダラ」がゆったりと舞う姿を見つけました。
「鳥の姿は写真に収められないかな」と諦めかけていた帰り道、突然「バサバサッ」と大きな羽音が響き、振り返るとそこにはクロサギの姿が!

しっかり写真を撮ることができました。一方で、クロサギを驚かせてしまった可能性もあるので、私たちは生き物たちの平穏な暮らしの中に、少しだけお邪魔させてもらっている。
そんな気持ちを忘れずに持っていたいです。
カヌーは初心者でも楽しめる?
安定感のある2人乗りのカヤックなので、初めてでも大丈夫です。初心者でも多くの方は、漕いでいるうちに感覚をつかむことができるそうです。もし困ったことがあれば、ガイドさんがサポートしてくれるのでその点も安心です。
服装・持ち物は?
服装: 濡れても汚れても良い、動きやすい服装(ラッシュガードやウインドブレーカー等)※カヌーの構造上、下半身は濡れます
持ち物: 濡れた時用の着替え、タオル、飲み物、日焼け止め
備品: カヌー専用シューズやライフジャケットはツアー費用に含まれています。
まとめ
お天気に恵まれた日にカヌーを体験でき、大自然の中、気軽に冒険気分を味わうことができました。青い空、濃い緑のヒルギ林、そして川の水のちゃぷんという音、動植物に癒されたあっという間の1時間でした。
私が参加した冬の時期は、繁忙期の夏と比較してゆったりした時間を過ごすことができるのが魅力です。ガイドさんによると、雨の日は晴れの日とは雰囲気が異なり幻想的な風景が広がるので、また違う側面を楽しむことができるそうです。
夏に荒天でシュノーケルやダイビングツアーが中止になってしまった際、カヌーは催行していることもあるので、カヌーは「石垣島アクティビティの最後の砦」とのこと。石垣島の豊かな自然の魅力を感じることができる宮良川カヌーツアーでした。
宮良川アクセス
住所:沖縄県石垣市宮良
アクセス:新石垣空港から車で約15分、石垣港離島ターミナルから約15分
周辺設備:なし(お手洗い、更衣室、ロッカー、自動販売機、飲食店なし)
石垣島 ADVENTURE PiPiについて
石垣島最大のアクティビティショップ。カヌーだけでなく、サップやシュノーケルツアーなど、多数展開。
ホームページ:ホームページから希望するアクティビティを予約できます。




