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アート  |    2023.04.30

レトロ可愛い!イラストレーター はやしうきさんの魅力

今回は、三重県在住のイラストレーターはやしうきさんをご紹介いたします。はやしうきさんのイラストは、見る人をどこか懐かしい気持ちにさせる、レトロでポテっとした可愛らしさが特徴です。そんなはやしうきさんの魅力を探るため、東京・蔵前で開催されたはやしうきさんの個展にお邪魔してきました。

三重県ってどんなところ?

三重県は、日本のほぼ真ん中に位置している県で、二千年もの歴史を刻む伊勢神宮や世界遺産である熊野古道など美しい自然や名所が数多くあります。自然と文化、海山の幸に恵まれており、伊勢志摩サミットが開催されたことでも有名です。また、三重県には伊勢海老や牡蠣、松阪牛などの名物グルメもたくさんあります。

はやしうきさんってどんな人?

はやしうきさんは、そんな自然豊かな三重県在住のイラストレーターです。はやしうきさんが描くのは、どれもちょっとレトロで、可愛らしい雰囲気の子どもや動物たち。

フォルムがポテっとしていて、柔らかい線で描かれているのも特徴です。

企業とのコラボレーションも数多くあり、文具や絵本、マスクやLINEスタンプなど様々な商品に起用されているので、見かけたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

はやしうきさんの個展にお邪魔してみた!

普段は三重県で活動されているはやしうきさんですが、定期的に東京で個展を開催されています。今回2023年3月1日~3月12日の期間で東京・蔵前にあるギャラリーTOKYO PiXEL. shop & galleryで個展を開催されているとのことで、実際にはやしうきさんの作品を見てきました。

TOKYO PiXEL. shop & galleryは、蔵前駅から歩いて3分ほど。若手クリエイターの展示をメインにしたギャラリーです。

今回のはやしうきさんの個展は、『OKASHI NA』というテーマでチョコレートのお洋服やクッキーのボタン、アヒルだらけのレモンメレンゲパイなどいろんなお菓子と○○を組み合わせて描いた作品たちが展示されています。はやしうきさんの描く女の子たちと、お菓子の組み合わせがとてもぴったりで素敵な世界観を作り出しています。

私が特にじっと見つめてしまった作品は≪ショートケーキ≫という女の子の絵。まるでショートケーキのようなドレスに身を包んだ女の子が、フォークの鏡を見ながら口紅を塗っている作品です。はやしうきさんの作品にはそれぞれ設定があるんだそう。この女の子はいちごのショートケーキの女の子で、おしゃれが大好き。いろんなショートケーキの洋服を持っていて、最近素敵ないちごの色の口紅を見つけたので毎日ご機嫌なんだとか。

この絵を見て、私は幼い頃、母がお化粧をしている姿を見て、「早く自分もお化粧をしてみたい」と憧れてこっそり真似をしていたことを思い出しました。

はやしうきさんが描く女の子たちは、見ているとどれもなんだかちょっと懐かしい気持ちにさせられ、私たちの心の中にいる、昔の自分や友人、家族たちが思い浮かびます。

そして、もう1つ、目に留まった作品は≪失敗作≫という作品。

9人の女の子たちは、それぞれお菓子を作る過程で失敗してしまった子たち。誰にも食べられなかった失敗作の子たちはおばけになるんだそう。ユニークで可愛らしい設定ですよね。

それぞれ「おちる(完成したはず・・・なのに何らかの拍子で床へ落っこちてしまった悲しいおばけ)」「とける(クリームが緩かったのか何なのか・・・よくわからないが失敗したらしい)」「こげる(オーブンの温度はレシピ通りにした・・・はずなのにまっくろ焦げになってしまった)」などなど、その設定も「わかるわかるー!なぜだか分からないけど、こういう失敗あるよねー!」というものばかりで、クスリと笑ってしまいました。

お菓子づくりで失敗してしまうと、ついつい落ち込んでしまいがちですが、失敗作の子たちはおばけになると思えば、どんな失敗も笑ってやり過ごせそうですね。

はやしうきさんの作品は、絵それぞれに物語があり、見る人をその世界観にグッと引き込んでいきます。

また、ファンの方々からいただいたリクエストを元に描いている女の子のたちもいるんだとか。自分のリクエストが絵になったら、とても嬉しいですよね!

そんなはやしうきさんの個展ですが、グッズがとにかく可愛いんです!

特に大人気なのがアクリルキーホルダー。色んな種類の食べ物モチーフの女の子たちが並んでいる姿はとっても可愛いんです。どれにするか迷ってしまいますよね。中には、全種類購入されるファンの方もいらっしゃるのだとか。全部欲しくなってしまう気持ち、とっても分かります。

他にもマスキングテープやイラスト集などどれも思わず手に取ってしまうものばかり。また、今回の展示ならではのユニークな「レシピノート」というグッズもありました。A5サイズ30枚綴りのレシピノートで、自分でお気に入りのレシピを書き込んでいくことができます。はやしうきさんの個展へのこだわりを感じたグッズです。

今後もはやしうきさんから目が離せない!

今回は、三重県からイラストレーターのはやしうきさんをご紹介しました。はやしうきさんが描くレトロでポテっとした子どもや動物たちには、それぞれユニークな設定があり、素敵な物語がありました。三重県で活動されているはやしうきさんですが、定期的に東京で個展を開催されています。ぜひSNSや公式HPで作品や今後の活動をチェックしてみてくださいね!

 

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この記事を書いた人

tumugi

エッセイとアート記事を書く人

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