滋賀県大津市に本社を構え、清掃サービスを中心に、掃除ロボットの活用支援や清掃資機材の製造・販売など、空間づくりに関わる幅広い事業を展開するリ・プロダクツ株式会社。
オフィスを一歩出た先には、どんな風景があり、そこで働く人たちは、どんな気持ちでそこを歩いているのでしょうか。
前編では本社で働く心地よさを取り上げました。
今回は少し視点を外へ向けて、本社周辺の環境がもたらす心地よさをご紹介します。
本社が置かれる場所は、アクセスの良さや利便性が重視され、その周辺環境までは意識されないことも少なくありません。けれど、働く人にとっての一日は、出社してから始まるわけではなく、退勤した瞬間に終わるわけでもありません。
オフィスへ向かう道のりや、仕事の合間に目に入る景色。そうした「外側の時間」もまた、働く意欲を形成してくれる大事な要素です。
後編では本社の外に目を向けて、働く時間を支えている、周辺の風景や日常をたどっていきます。
1|気持ちを整える、琵琶湖の風景
すぐそこに、湖がある
「休憩時間になると、少し歩いて琵琶湖を見に行きます」
本社で働く人たちから、そういった声が多く寄せられました。
オフィスからほんの数分歩くと、視界いっぱいに広がる琵琶湖があります。お昼休みのひとときに、そうしたいと思えばすぐ、琵琶湖に行ける。この環境は、働く場所として大きな魅力ではないでしょうか。
ベンチに腰かけてお昼ご飯を食べたり、芝生を歩きながら深呼吸したり。天気のいい日には、家族連れがピクニックを楽しむ姿も見かけます。
「小さな子どもたちが遊んでいるのを見ると、なんだか癒されます」
仕事の合間に目に入る、そんな何気ない光景が、気持ちを少しゆるめてくれる。琵琶湖のある風景は、オンとオフを切り替えるスイッチにもなっているようです。
仕事の流れを大きく止めることなく、ほんの少し視線を外すだけで、気持ちを整えられる。そんな距離感で自然に触れられる場所があることは、忙しい日々の中で働き続けるうえで、静かな支えになっているのかもしれません。

季節や時間で変化する景色
琵琶湖が見せてくれる表情の魅力についても、多くの社員さんが紹介してくれました。
「晴れの日の琵琶湖は、水面がキラキラしていてきれい」
「よく虹がかかっているのを見かけます」
天気や時間帯によって、湖の表情は大きく変わります。朝の静かな水面、昼のまぶしい反射、夕方のやわらかな色合い。同じ場所でありながら、時間によって異なる印象。業務に集中するその合間に、空や湖をふと思い出す瞬間もあるそうです。
ここで働くと、景色そのものが、一日のリズムを整えてくれることに気づけるかもしれません。

肌で感じる季節の移ろい
琵琶湖のまわりでは、水や空だけでなく、生き物の存在も魅力です。カモやカイツブリ、シラサギといった鳥たちの姿。季節になると渡り鳥が増え、冬には普段みかけない、珍しい鳥たちが湖面で羽を休めます。
そんな豊かな自然の姿が、オフィスのすぐ近くにあることの贅沢。意識しなければ見過ごしてしまいそうな季節の変化も、自然と感じられます。
水や空、そして生き物たち。そこを訪れる時間や季節によって、まったく異なる姿を見せてくれる琵琶湖。本社で働く人々は、日々の中で、そうした季節の移ろいを自然と受け取っているように感じました。

2|通勤途中の小さな“お気に入り”
見慣れた道に、目を向ける
「通勤途中で見る景色が好きです」
そんな声も、いくつか寄せられました。
印象に残っているのは、京阪電車・びわ湖浜大津駅の路面電車の線路。街なかを走る電車の姿や、レールが描く曲線を眺めていると、通勤の途中にも、ふと気持ちがほどける瞬間があるといいます。
「びわ湖浜大津駅の路面電車の線路を見ると、いまだに新鮮で不思議な気持ちになります」
通勤時間は慌ただしく、効率的に無駄なく動くことが重視されがちです。けれど、毎日通る見慣れた道の中にも、ふと立ち止まりたくなる瞬間があることが伝わってきます。

通勤途中で目に留まるもの
通勤途中の小さな“お気に入り”は、風景だけとは限りません。
「朝、タイミングが合うと、散歩中の柴犬に会うんです。
後ろ姿がかわいくて、つい見てしまいます」
毎日会えるわけではないけれど、たまに出会えるからこそ、印象に残る存在。そんな偶然のひとコマが、通勤という時間の中に、気持ちがゆるむ瞬間をつくっています。そうした積み重ねが仕事へ向かう気持ちを整え、一日の始まりを支えているのかもしれません。
通勤時間は、ただの移動時間として見過ごされがちです。けれど、その道のりで何を見て、何を感じているかによって、仕事へ向かう心の角度は、少しずつ変わっていく。本社で働く人々の声からは、そんな感覚が伝わってきました。

3|本社周辺の良さ
本社周辺の良さを一言で表すなら、という問いに返ってきたのは
「便利なのに、窮屈でないところ」という言葉でした。
駅や銀行、郵便局、コンビニが近く、日常の用事には困らない立地でありながら、少し歩けば琵琶湖や、豊かな自然を感じることができます。
仕事の合間に湖を眺めること。通勤途中に花や犬に目を留めること。退勤時に、たまたま花火を見上げること。そうした何気ない瞬間の積み重ねが、この場所で働く時間の質を整えているようです。
制度や設備、オフィスのデザインは、働きやすさを考えるうえで欠かせない要素です。けれど、それと同じくらい、日々どんな景色を見て出勤し、どんな空気の中で一日を終えるかも、働く実感に大きく影響しているのではないでしょうか。
便利さと自然が無理なく共存している本社周辺の環境は、仕事の前後に気持ちを切り替えるきっかけになっていました。
それは特別な仕組みや演出ではなく、日々の暮らしの延長線上にあるもの。だからこそ、この場所での働き方は、無理なく、長く続いていくのだと感じられます。
オフィスの外に広がるこうした風景もまた、求人情報だけでは見えてこない、「働く心地よさ」ではないでしょうか。






