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クラウドファンディング  |    2026.09.30

「試合がある」ことが力になる。障がい者スポーツを社会で支える意味

スポーツ大会は、勝敗を競うだけの場ではありません。

選手が日頃の練習の成果を発揮する場であり、仲間や他地域の選手と出会う場でもあります。

そしてもう一つ、大切な役割があります。

それは、競技を知らなかった人が、そのスポーツと出会うきっかけになることです。

知的障がい者スポーツは、まだ社会の中で広く知られているとはいえません。

実際、パリ2024パラリンピックでは、知的障がいのある選手が出場するメダル種目は、陸上競技・水泳・卓球の3競技に限られていました。※

さらに、障がい者スポーツを取り巻く環境には、公的な支援体制にも地域差があり、活動を支える環境が一様ではないという課題もあります。

競技の存在を知らなければ、応援するきっかけも生まれません。

だからこそ、大会を開催し、多くの人に競技を知ってもらうことには大きな意味があります。

選手たちが挑戦できる舞台をつくること。

そして、その舞台を通じて地域や企業、社会との接点を増やしていくこと。

その両方が、障がい者スポーツをこれから先につないでいく力になるのではないでしょうか。

※出典:IPC「World Intellectual Disability Day: Meet the Paris 2024 stars」

大会は、選手と社会が出会う場所

画像提供:ハンズホールディングス

2026年2月1日に等々力球場で開催された「ハンズホールディングスCUP2025 全国大会」は、知的障がい者ソフトボールの全国大会です。東日本と西日本から6チームが出場しました。 

当日は約350人が来場し、決勝では千葉県代表と東京都代表が対戦。

その結果、千葉県代表が9対1で勝利し、初代王者に輝きました。

この大会で得られたものは、試合の結果だけにとどまりません。

当日のイベントとして、五輪メダリストによるソフトボールの特別指導があり、選手たちが元トップ選手から直接指導を受けました。

また、元横綱・白鵬氏や元大関・把瑠都氏との「1打席対決」も実施されました。

試合だけでは得られない刺激や楽しさに触れられたことも、この大会ならではの魅力です。

普段なかなか経験できない交流やイベントを通して、選手たちにとっても特別な一日となりました。

スポンサー企業の関係者も実際に打席に立ち、競技のレベルの高さを体感したという声が寄せられています。

見る。

知る。

実際に関わる。

そうした体験があることで、障がい者スポーツは「知らない競技」から、身近な存在へと変わっていきます。

大会は、選手が力を発揮する舞台であると同時に、社会が障がい者スポーツと出会う場所でもあるのです。

参考サイト:【開催報告】「ハンズホールディングスCUP」初の全国大会大盛況で閉幕、王者は「千葉県代表」!

企業が関わることで、支援の形は広がる

画像提供:ハンズホールディングス

こうした大会を継続していくには、多くの力が必要です。

会場の確保や大会運営、チームや関係者の移動、広報など、大会を開催し続けるためには、さまざまな費用と人の力が欠かせません。

そのため、企業による支援は大きな意味を持ちます。

企業ができることは、資金面での協力に限りません。

社員が大会を知る。

実際に会場を訪れる。

選手たちのプレーに触れる。

また、企業が大会について発信することで、その取引先や顧客、地域の人たちにも競技の存在が伝わっていきます。

企業が持つ発信力や人とのつながりも、障がい者スポーツをより多くの人に届ける役割を果たします。

「支援する側」と「支援される側」に分かれるのではなく、それぞれが持つ力を持ち寄る。

そんな関わり方が増えることで、大会を継続し、さらに多くの選手に挑戦の機会を届けることにつながるのではないでしょうか。

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一つの出会いから始まった支援

画像提供:ハンズホールディングス

「ハンズホールディングスCUP」を主管するハンズホールディングス株式会社も、最初から大きな大会をつくることを目的にしていたわけではありません。

きっかけは、障がい者雇用の取り組みの一環として、創業の地である仙台市の特別支援学校を訪れたことでした。

そこで、日本知的障がい者ソフトボール連盟の理事を務める先生と出会い、競技を取り巻く現状や課題を知ったのです。

その出会いをきっかけに、「自分たちに何ができるのか」を考え、知的障がい者スポーツへの理解と支援の輪を広げるため、大会運営に関わるようになりました。

一つの出会いから競技の現状を知り、企業としてできることを考えるようになったのです。

そこから、東日本大会、そして全国大会へと取り組みがつながってきました。

この流れは、障がい者スポーツへの企業支援を考えるうえで、一つの大きなヒントになるのではないでしょうか。

企業の関わり方も、一つではありません。まず競技を知り、実際に大会を見ることから、その企業だからこそできる支援の形が見えてくることもあります。

大会を続けることが、次の挑戦につながる

画像提供:ハンズホールディングス

ハンズホールディングス株式会社は、2024年度から東日本大会を主管し、その後は全国大会の運営にも関わってきました。

2026年も、10月10日にハンズホールディングスCUP2026東日本大会を行います。 

さらに、中日本・西日本を含む各地域の成績上位2チーム、計6チームが、11月28日の全国大会に出場します。

東日本大会 開催概要

大会名:知的障がい者ソフトボール ハンズホールディングスCUP2026東日本大会
日程:2026年10月10日(土)
会場:名取市民球場
出場チーム:
・岩沼高等学園
・オール宮城ソフトボールクラブ
・いわてスマイリーズ
・栃木県代表
・千葉県代表
・東京都代表

参照元:ハンズホールディングスCUP2026東日本大会 公式ページ

全国大会 開催概要

大会名:知的障がい者ソフトボール ハンズホールディングスCUP2026全国大会
日程:2026年11月28日(土)
会場:横須賀スタジアム
出場チーム:未定

参照元:ハンズホールディングスCUP2026全国大会 公式ページ

地域大会から全国大会へと、選手たちが目指すことのできる舞台も少しずつ増えてきました。

大切なのは、大会を一度開催することではなく、それを来年も、その先も続けていくことです。

今年の大会が、次の大会へとつながっていく。

そして、今回の支援が、次に挑戦する選手たちの舞台を支える力になります。

そうした積み重ねの先に、障がい者スポーツを取り巻く環境の変化も見えてくるかもしれません。

今後は、知的障がい者スポーツの普及や支援の輪の拡大に加え、海外との親善試合も視野に入れながら、選手たちが挑戦できる舞台をさらに広げていくことを目指しています。

知ることも、社会で支える第一歩

画像提供:ハンズホールディングス

障がい者スポーツを支える方法は、さまざまです。

大会を観ること、競技について知ること、家族や友人、職場の人に伝えること。企業として協賛したり、クラウドファンディングを通じて大会を支えたりする方法もあります。

現在、「ハンズホールディングスCUP2026」の開催に向けたクラウドファンディングも実施中です。

知的障がい者ソフトボール2026|東日本大会・全国大会を応援してください!

一人ひとりの応援は、大会を支える大きな力になります。また、企業が関わることで、競技を知る人が増え、新たな支援につながることもあります。

大会が続いていけば、選手たちは次の目標に向かって挑戦を続けていけるでしょう。

障がい者スポーツの未来をつくるのは、競技関係者だけではありません。地域や企業を含め、さまざまな立場の人が関わることで、選手たちが挑戦できる舞台はこれから先も続いていきます。

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ハンズホールディングスCUP

「ハンズホールディングスCUP 2026東日本大会・全国大会」は、共生社会の形成と知的障がい者スポーツの活性化を目指す大会です。日本知的障がい者ソフトボール連盟主催のもと、ハンズホールディングス株式会社が主管し、複数の企業・団体の協賛を得て開催されます。全国52チーム約1300名が加盟する連盟から選出された選手が参加し、熱戦を繰り広げます。障がい者スポーツの普及と理解促進に貢献する重要な大会となります。なお、本大会のクラウドファンディングを実施しており、皆様のご支援をお待ちしております。

この記事を書いた人

副島 かよこ

徳島出身、佐賀在住のフリーライター。 観光・旅・地域・人を中心に取材、執筆しています。知らない場所を歩き、人の話を聞き、その土地ならではの風景や出来事を見つけるのが好きです。 「見たい・知りたい・聞きたい・やってみたい」を原動力に、佐賀の日常から国内外の旅まで、自分の目で見て感じたことを届けます。

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