2025年9月13日、岐阜県中津川市にある神坂(みさか)パーキングエリアにスマートインターチェンジが開通しました。
今回は、この神坂パーキングエリアとその近隣観光スポットをご紹介します。
・神坂パーキングエリア
岐阜県の最も南東部に位置するパーキングエリア。
規模は大きくないとはいえ、地元の名産品の販売はもちろん、食事もできるありがたいスポット。
(場所によっては、PAはトイレと自販機しかない事もありますよね)
特に長野県側へ向かう場合、この先は上りも下りも約8.5kmと、長い恵那山トンネルもあり、その前の休憩地点として便利なPA。
また長野から南下して一息付きたい場合にも重宝します。
(神坂PAから南は、高速道路としては珍しく、下り坂とカーブが続きます。そのため恵那山トンネルを抜けてからも気が抜けません)
こちらは神坂PAの上り・下りの両方にある食堂「馬籠と湯船の里」にある「お疲れさま丼」。
「国民の皆さま、お疲れさまです」というキャッチコピーがインパクト大。
ちなみに、神坂は岐阜県と長野県の境目にあたります。
そのため、食堂ではソースカツ丼や五平餅と、長野県側の名物が食べられるのもオイシイ。
・馬籠宿
近隣の観光スポットといえば、やはり馬籠宿。
明治の文豪・島崎藤村の生誕地として知られ、代表作『夜明け前』の冒頭「木曽路はすべて山の中である」でも有名です。
こちらは藤村記念館。
当時の島崎藤村の住居があった敷地を再活用しており、現在庭になっている敷地には当時の礎石が残っています。
馬籠にくるなら訪れたいスポットです。
・中山道
馬籠宿といえば宿場町。
宿場町といえば、街道です。
宿場町を結ぶ中山道は、主要な街道の一つ。
馬籠の北側には中山道トレッキングのスポットとしても人気な馬籠～妻籠のコースがあります。
一方、南側は歴史的にも貴重な石畳が残る落合宿方面となっています。
こちらは落合宿側の石畳。
多くは近代の復元ですが、一部は日本の史跡としてはとても貴重な江戸時代からのものが残っています。
・落合宿
馬籠宿の南に位置する宿場町。
規模は大きくないながらも、現存する本陣跡や、近代の地域の盛り上がりに一役買った大釜など、見逃せないスポットも各所に点在しています。
・クアリゾート湯舟沢
神坂PAから車で約5分の場所にある温泉リゾート施設。
温泉だけでなく、プールや「こどものあそびばクリキッパ」、グランピング施設まで備えた、多機能施設。リピートも楽しい。
レストランではリーズナブルに地元の味を楽しめます。
・富士見台高原
神坂PAから車で約40分登り坂と、ちょっと距離はありますが、到着後に少し歩けば広がる絶景はとてもお勧め。
萬岳荘での休憩や宿泊も楽しい。
日本百名山である恵那山を登る場合、岐阜県側からは最もお薦めのポイントでもあります。
写真は富士見台高原。
実際にこの萬岳荘から恵那山に歩いた記事がこちら。
・ふれあい牧場
45ヘクタールの大牧場。
エサやりやうさぎ・子ヤギとの散歩、ドッグランなど、動物とのふれあいが楽しめます。
※現在土日のみの開園。冬季の営業についてはお問合せください。
・妻籠宿
神坂PAから車で約25分。
馬籠宿の北隣にある宿場町。
馬籠宿も妻籠宿も、さらにその北の奈良井や木曽福島の宿場町も含め、往時の面影を強く残しています。
また、車で行くにはスタッドレスや防寒具必須となりますが、馬籠から塩尻までの各宿場町は、毎年1月から「木曽路 氷雪の灯祭り（ひまつり）」が開催されています。
写真は木曽福島宿にて撮影したもの。
それなりの防寒具も必要ですが、冬も楽しめるのが馬籠や木曽路のいい所。
・中津川宿
南の落合宿のもう一つ向こう。
中津川市の中心部に位置します。
駅前のにぎわいプラザでは地域の物産品はもちろん、地酒の飲み比べもあります。
ゲストハウスも増えており、インバウンド需要の高さを感じさせてくれます。
・苗木城
岐阜のマチュピチュの一つとして名高いのがこの苗木城。
駐車場からは徒歩約15分でのこの絶景。
豆知識として、武田信玄の最後の跡取りは、信玄の息子とこの苗木城のお姫様から生まれております。
・最後に
神坂スマートインターチェンジと、その周辺のご紹介でした。
東京や名古屋から岐阜で遊ぶ起点としても、入り口としても楽しめる神坂スマートインターチェンジ。
これからの発展にも期待です。
・神坂インター
岐阜県中津川市神坂2002
