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フード  |    2026.10.05

本場の台湾料理が、非日常の空間で味わえるお店「台湾茶坊 東方美人」|滋賀県甲賀市

台湾は、今も人気の海外旅行先です。日本の自然災害時には、民間をはじめとする皆さまが多額の寄付をしてくださるなど、親日的な国としても知られています。

今回は、台湾出身のオーナーが手がける、本場の台湾料理が味わえるお店「台湾茶坊 東方美人」をご紹介。築100年の古民家を再生した店内は、台湾の人気観光地「九份(きゅうふん)」がモチーフ。こだわりの台湾料理や、お店に込めた想いについて、お話を伺いました。

築100年の古民家を再生

台湾の人気観光地「九份(きゅうふん)」がモチーフ

お店には、九份(きゅうふん)の夜景のパズルが飾られています。

九份は、ジブリの映画が公開されてから、すごく人気なんだとか。日が暮れると、灯(ともしび)もあって、幻想的で落ち着く雰囲気。そういった雰囲気が出せるような古民家をずっと探していたと言います。諦めかけた時にこちらの物件に出会えて「もう本当に一目惚れでした」とのこと。

店内は、木造建築ならではの温もりがあります。

非日常が味わえる空間で

店内では、台湾の曲がBGMとして流れていて、さらに非日常が味わえます。

「より雰囲気にマッチするんじゃないかな」ということで、店員さんはチャイナ服のブラウスを着用されています。それがさらに、異国情緒があふれながらも、どこか懐かしく落ち着く雰囲気にとてもマッチしています。

お店に込めた想い

こちらのお店には、本場の台湾料理を通して、台湾文化を日本の皆さんに伝えたいという想いがあります。しかし「お店を作ろう!」となった一番のきっかけは、お子さんに障がいがあることだと言います。

「障がい者が成人後に働ける場所というと、だいたいが作業所などです。しかし、作業所の都合上、業務の種類が限られてしまうため『自分で作ろう!』と思って」。お子さんが少しずつ練習し、学校を卒業した後には「一緒にこのお店で働けたらいいなって」

お店のオープンに至るまでにはさまざまな葛藤があったと言います。「まだ課題はたくさん残っているので、その都度、人の意見を聞きながら解決していけたら……」と。

障がい者の低賃金の現実を知り、少しでも工賃アップをしていきたいとのこと。しっかりとした商品を出して、売上を上げた分を従業員に還元していく、というようなお店を目指していきたいと言います。同じ障がいの子どもを持つ親御さんに、明日への希望を持つことのヒントになれば……とのこと。

本場の台湾料理

本場の台湾料理は、漢方のスパイスがポイント。

日本ではなかなか本場のスパイスが手に入らないので、定期的に台湾に赴き、食材とスパイスを仕入れているそう!スパイスがないと「台湾風になっちゃうんです」とのこと。

定番メニュー(単品、セット)

日本で台湾料理と言えば「滷肉飯(ルーローハン)」「小籠包」ということで、このお店の定番メニューになっています。他のお店ではなかなか食べられないであろうイチ押しメニューは「紅焼牛肉麵(台湾牛肉ラーメン)」。「滷肉飯(ルーローハン)」も「紅焼牛肉麵(台湾牛肉ラーメン)」もスパイスが効いていて、本場の味が楽しめます。

※この日は雨降りでした。お店の前に看板が出ているので、お店の場所も分かりやすいです。

「麻醤麺(マージャンメン)」も定番メニューの一つです。

濃厚で甘めのたれが癖になる、また食べたくなる味わいです。麺は太め。小鉢・スープ付きのセットは¥1,580。この日の小鉢は豆腐が使われた一品で、ごま油が効いています。

月曜日・金曜日は平日限定で、定番メニューがお得です。

※この日は雨降りでした。平日には、平日限定メニューの看板が出ています。

小籠包

台湾の「小籠包」はお店によってそれぞれ味が違うんだそう。こちらのお店ならではの「小籠包」を味わってみてください。

小籠包(3個)¥480。写真右上の専用のスプーンに載せて、醤油、お酢をかけます。火傷しないようにてっぺんを少しかじり、生姜を載せていただきます。とても美味しいです。

飲み物はテイクアウトも可能

飲み物はテイクアウトもできます。特に台湾りんごサイダーとグァバジュースは、台湾ではロングセラー。台湾でお馴染みの味が楽しめます。

季節限定メニュー

それぞれ春、夏、秋、冬の季節限定メニューがあります。

春の季節限定メニュー

春は「エビ餃子」です。小籠包と一緒に頼むお客さんも多いんだとか。

夏の季節限定メニュー

台湾料理には薬膳の考え方があり「冷たいものは体に良くない」とされています。

その中で「台湾冷麺」は、唯一の冷たい台湾料理。本当は台湾では「台湾“涼”麺」と書くのですが、分かりやすく「冷麺」「冷やし中華」と記載しているんだそう。

ただし「冷たいものは体に良くない」とする考え方も「スイーツは別」なんだそう。

夏はかき氷もあります。「マンゴーのかき氷」はシャリシャリの氷ではなくて、ふわっとした感じで、かき氷自体はミルクの味。マンゴーのソースとすごく合って、食べた方は感動するのだとか。

氷も、台湾から直輸入!できるだけ台湾のものを使うようにしていると言います。

秋の季節限定メニュー

2026年8月現在、新メニューの試作中。混ぜそばの違うバージョン、ピリ辛肉味噌を使った混ぜそばを試作しており「今年の秋に出せたらいいな」とのこと。

冬の季節限定メニュー

冬は大根餅。大根をすりおろして米粉と混ぜて蒸してから、フライパンで焼きます。手間がかかるけれど、とても美味しいんだそう。

高級台湾茶と一緒に

本場の台湾料理のほか、「高級台湾茶」として提供される台湾烏龍茶を味わえます。

日本では茶色い烏龍茶がお馴染みですが、高級台湾茶は種類によって味が異なり、香りがとても良いのが特徴です。「台湾の烏龍茶を皆さんに知ってもらえたら嬉しいです」とのこと。

台湾料理も中華料理も、日本料理と比べると少し脂っぽいので、台湾人はお茶と一緒にお料理を食べて、お茶で油分を流すんだそう。

高級台湾茶をいただきました。すっきりとした、まろやかな味わいです。とても香りが良くて、落ち着きます。日本でお馴染みの茶色い烏龍茶より、とても飲みやすいです。

メニューの中ほどより。お食事と一緒にいただくと、¥600とお得です。

薬膳を生かしたお料理

薬膳の考え方では、自分の身体に合う食べ物をその時、その季節によって摂取していく。

日本では、薬膳と言うと少し特別な印象がありますが、台湾では、薬膳のお料理やお茶も生活の一部のようなものです。

「身体に良いものを食べること、口に入れるものってすごく大事で、健康と美容は一緒で繋がっている」とのこと。こちらのお店では、健康と美容を意識した、美味しいお食事がいただけるので「一石三鳥かもしれません」とのこと。

2026年秋から『PUB 東方美人』が月1回オープン予定

オーナーがお酒好きということもあり、地元のミュージシャンを招き、お客さんが音楽を楽しみながらお酒を飲める機会を月1回ぐらいで開催予定です。生演奏を聴きながら、夜のひとときを楽しめます。

「地元の方をはじめ、さまざまな形で交流できるようにしていきたい」とのこと。お酒のほか、お車でお越しの方にはノンアルコールドリンクも用意される予定です。

さいごに

本場の台湾料理が味わえるお店で、お店に込めた想いなどを伺いました。さまざまな葛藤を乗り越えて、今のお店があります。これからの展開も、とても楽しみです。どこか懐かしくて、落ち着きがある、非日常の空間でほっと一息ついてみてはいかがでしょうか。

お店の情報

台湾茶坊 東方美人

滋賀県甲賀市土山町前野138-5
新名神「甲賀土山IC(甲賀土山インターチェンジ)」の近く
旧東海道(旧道)沿い
電話番号:090-1915-8664 

営業日:金、土・日、月 ※不定休

営業時間:月・金 11:30~15:00
     土・日 11:00~15:00

駐車場:あり

Instagramはこちらから

※2026年8月時点での情報です。詳細は変更となる場合がございますので、お出かけ前に最新情報をご確認ください。

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この記事を書いた人

間々 あいみ

滋賀県甲賀市を中心に、地域の魅力を発信していきます。地元ならではの情報をお届けしてまいります。 近年、甲賀市では名産の「近江茶」を使ったお洒落なカフェや、こだわりの個人の飲食店が続々とオープンしています。ぜひ記事を参考に、甲賀市へ足を運んでみてくださいね。みなさまのお越しをお待ちしております♪

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