新潟県糸魚川市といえば、日本海から太平洋へとのびる大地の溝「フォッサマグナ」。その西の境目にあたる糸魚川-静岡構造線の断層を間近で見学できる「フォッサマグナパーク」が、JR大糸線の根知駅の近くにあります。
地質に興味のある方はもちろん、桜と雪山、澄んだ小川と日本庭園のような景色まで楽しめるスポットです。旅の途中に立ち寄る場所を探している方にも、ぜひ知ってもらいたい場所をご紹介します。

フォッサマグナパークってどんな場所?
糸魚川観光ガイドの案内によると、フォッサマグナパークは糸魚川-静岡構造線を人工的に露出させた断層見学公園です。断層破砕帯をはさんで、東側の約1600万年前の岩石と、西側の約2億7000万年前の岩石が接していて、大地の境界をダイナミックに見学できます。
2018(平成30)年8月のリニューアルオープンで、境目がよりわかりやすくなりました。見どころのひとつが、枕が積み重なったような模様の「枕状溶岩」です。この溶岩の上に重なる地層からは海にすむ二枚貝の化石が見つかっていて、当時は海底だったことがわかっています。
ちなみに「フォッサマグナ」とは、ラテン語で「大きな溝」という意味です。明治時代に来日したドイツの地質学者・ナウマン博士が発見し、名付けました。上空から見てわかる地形の溝ではなく、山々をつくる地層や岩石を知ってはじめてわかる「地質学的な溝」なのだそうです。
断層の露頭(地層が露出している場所)へは、駐車場から徒歩で7分ほど歩きます。見学場所には下に降りる階段もあるため、歩きやすい靴でお出かけください。
2026年の営業期間は4月18日から11月下旬の予定で、雪などの天候によっては早めに閉園することもあります。わたしが訪れた4月半ばは整備中で正式なオープン前でしたが、それでも駐車場まわりを散策するだけで十分に見応えがありました。
駐車場のまわりに広がる、桜と澄んだ小川と日本庭園
フォッサマグナパークの駐車場の周辺には、水の澄んだ小川と、桜の木と、東屋があります。石を組んだ水辺と芝生が広がる景色は、まるで日本庭園のようです。日本庭園がお好きな方に、ぜひ足を運んでもらいたいスポットです。

川底の石や藻がはっきりと見えるほど水がきれいで、お天気のいい日には空の青が水面に映り込みます。石組みのまわりには苔がむし、春のやわらかな緑が水辺を彩っていました。

東屋は木々に囲まれていて、静かに景色を眺めながら休憩するのにぴったりです。JR根知駅から徒歩約15分なので、周辺を散策しながら立ち寄るのもおすすめです。

訪れた4月半ばは、桜の向こうに雪の残る山々まで見える、春と冬が同居したような景色でした。パークの見学だけでなく、駐車場や庭園のまわりの散策もあわせて楽しんでみてください。
春の糸魚川、姫川沿いの桜と雪山も
糸魚川市には、「姫川」と名付けられた美しい川も流れています。川沿いには桜が咲き、その向こうの山には雪が残っていて、美しい景色が広がります。
これほどの景色なのに、訪れたときは川辺で過ごしている人の姿がほとんどなく、静けさまで独り占めしているような気分になりました。にぎやかな観光地とは違う、のんびりとした時間を過ごしたい方にぴったりです。
フォッサマグナパークは、大地の成り立ちや地質に興味がある方、日本庭園のような景色をのんびり眺めたい方、桜と雪山という春ならではの組み合わせを見てみたい方におすすめです。車でも電車でも訪れやすく、旅の合間に立ち寄れるのも魅力です。
糸魚川観光ガイドでは、ヒスイ峡やフォッサマグナミュージアムなど、ほかの見どころも紹介されています。フォッサマグナパークとあわせて、糸魚川の自然や大地の成り立ちにふれる旅を計画してみてはいかがでしょうか。
フォッサマグナパークへのアクセスと基本情報
最新の営業状況や詳細は、公式の観光案内で確認してからお出かけください。フォッサマグナパーク|糸魚川観光ガイド
車の場合は、北陸自動車道の糸魚川ICから約10分です。駐車場は国道148号線側にあり、普通車15台分を無料で利用できます。電車の場合は、JR大糸線の根知駅から徒歩約15分です。カーナビを使うときは、目的地を「根知駅」に設定してください。
| 所在地 | 新潟県糸魚川市根小屋2484-1 |
|---|---|
| 営業期間 | 2026年は11月下旬まで開園予定 ※降雪など天候により、予定より早く閉園となる場合があります。 |
| アクセス(車) | 北陸自動車道 糸魚川ICから車で約10分、下車後徒歩で約10分 |
| アクセス(電車) | JR大糸線 根知駅から徒歩で約15分 |
| 駐車場 | 普通車15台(無料)※国道148号線側 大型バス2台駐車可 断層露頭へは駐車場から徒歩約7分 |
| 問合先 | フォッサマグナミュージアム(管理)TEL 025-553-1880 |


