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フード  |    2026.09.25

お米を使ったビールで乾杯! 「RICE HACK BREWERY」の挑戦に迫る|三重県桑名市

その土地ならではの素材を使い、地域を盛り上げるご当地商品。その中でも今回はクラフトビールにスポットを当ててご紹介します。(取材日:2026年7月16日)

RICE HACK BREWERY

伺ったのは三重県桑名市長島町にある「RICE HACK BREWERY(ライスハック ブルワリー)」。米を原料としたクラフトビールの醸造所です。こちらの代表取締役である道口靖央さんは、京都大学大学院修了後、菓子メーカーのロッテに勤務していましたが、10年ほど前に「お米を使ってビールが作れないか」と思いついて退職。その後、オーストラリアのビール醸造所で修業し、現在は桑名市で100パーセント米を使ったビールを造っています。

100パーセント米を使う……そして地域創造へ

RICE HACK BREWERY
写真:道口靖央氏

「海外で修業中にライスラガーというものを知り、米100パーセントのビールのイメージが固まったんです」と話す道口さん。仕込みからすべて1人で作業しています。そんな中、ライスハックの取組を知った海津市観光協会(岐阜県海津市)が、新たな名物を作るべくクラフトビールの企画を提案。地方の特産品を使った商品開発の第1弾として、海津市産の米の品種「ハツシモ」によるビール製造が決まりました。

RICE HACK BREWERY

「初の試みなので、小さなタンクで作るところからスタートしています」と道口さんは説明します。今回のビールは、農業を営む海津市観光協会理事長の後藤純二さんが栽培したハツシモを使用。また、香りを高めるために、海津市産の和山椒も使用しています。使われたハツシモの特徴は粒が大きいことで、道口さんはご当地ならではのお米の違いを粒から感じるそうです。「どんな銘柄の米でもビールは造れますよ」と道口さんは笑顔で話していました。

地域とのコラボレーションで生まれたクラフトビール

RICE HACK BREWERY
写真:(左)後藤純二氏、(右)道口靖央氏

海津産クラフトビールのアルコール度数は5.5パーセントで、経過の説明を受ける後藤理事長もその美しい色合いを見て、思わず笑顔に。取材した2026年7月16日は、後藤理事長がビールの仕上がり具合を確かめ、生の和山椒を粉砕し、タンクに入れる作業が行われました。

RICE HACK BREWERY
写真:一番右がハツシモを使ったビール

2026年8月11日に開催された「海津夏まつり」では、数量限定でハツシモを使ったクラフトビールを発売。タンクと瓶ビールで販売され、約2時間で完売しました。これを受けて増産が決定し、今後は、海津市内のイベントで、不定期に販売する予定だということですよ。また海津市観光協会によりますと、今後は贈答用もつくり、地域の方をはじめ、県外の方にライスハックとのコラボレーションビールを味わってもらえるようにしていきたいそうです。

地域で育った米の良さを活かして作るこだわりの1杯を提供したい

RICE HACK BREWERY

「香りを楽しみながら飲んでもらいたい」と話す道口さん。今後は他の市町村とも商品開発ができれば、と意気込んでいました。土地によって米の性質も異なるそうですので、どんな化学反応が生まれるのか……期待が高まりますね。

RICE HACK BREWERY

なお、ライスハックは2026年6月から、オーストラリアのメルボルンへスタンダード商品の輸出をスタートさせています。日本ならではの素材を使ったビールが海外でどのようなインパクトをあたえるのか、今後の活躍にも注目です。
100パーセント米を使ったビール。ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。

施設情報

場所:RICE HACK BREWERY
住所:〒511-1132 三重県桑名市長島町福豊905
ホームページ:https://ricehack.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/rice_hack_brewery/

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この記事を書いた人

Tco

滋賀県出身、岐阜県在住のWebフリーライター。只今、双子の子育て中真っ最中。「ナニコレおもしろい!」思ってもらえるような地域情報を発信していきます。よろしくお願いします!

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