フード  |    2026.10.26

「OBENTO NAGOMI」野菜たっぷりお弁当を実食!【愛媛県松山市】

2026年4月、愛媛県松山市柳井町のシェアキッチン「NABi」にオープンしたのは、お弁当専門店の「OBENTO NAGOMI(おべんとう なごみ)(以下、NAGOMI)」。

2つのメイン料理と彩り豊かな副菜を詰め込んだお弁当は、見た目の華やかさだけでなく、野菜もしっかり食べられるのが魅力です。

今回は実際にNAGOMIのお弁当をいただきながら、その味わいと料理へのこだわりを伺いました。

メインは「お肉料理」が中心

この日のメインは「のり塩チキンカツ」と「豚しゃぶ」。

NAGOMIでは、基本的に肉料理をメインとしてお弁当を組み立てています。その理由の一つが、代表のご主人が精肉店を営んでいること。

「メニューを先に決めて、それに合う新鮮なお肉を持ってきてもらっています。私たちの作りたいものを先に考えて、それに合うお肉を使っています」

こちらが代表

ただし、「肉が手に入りやすいからメニューを決める」のではありません。料理を軸に食材を組み立てるのがNAGOMIのスタイルです。

副菜にも手を抜かない

NAGOMIのお弁当を開けると目に入るのが、メイン料理の周りを彩るたくさんの副菜。

「すべてに力を入れていますね」と店主が語る通り、タレやドレッシングまで、基本的に手作りしています。

副菜も、その日に作ったものを詰めるため、同じお弁当でも週ごと、日ごとに内容が変わります。

料理の彩りについても、お二人それぞれの感覚を活かして盛り付けているそう。

「二人のセンスです」と笑う代表。

色や食材の組み合わせを楽しめるのも、NAGOMIのお弁当ならではです。

野菜をたっぷり食べてほしい

NAGOMIが野菜を多く使う理由は、とてもシンプル。

「体にいいから。野菜をいっぱい食べてほしくて」

普段から家庭でも野菜をよく料理しているというお二人。

食材を選ぶ際には旬を意識し、できるだけ愛媛県産の野菜を産直市などで仕入れるようにしています。

肉料理をしっかり楽しみながら、野菜も一緒に食べられる。そんなバランスを意識しているのがNAGOMIのお弁当です。

25年間作り続ける「かぼちゃの煮物」

今回、特に印象に残ったのが副菜の「かぼちゃの煮物」。

代表にとっては、単なる定番のおかずではありません。20歳の頃、アルバイト先のおかみさんから教えてもらって以来、なんと25年間作り続けている料理なのだそう。

「お弁当屋さんをするなら、絶対入れたいと思っていました」

特別な材料を使っているわけではなく、家庭で作ってきた料理。

だからこそ、NAGOMIらしさが詰まった一品ともいえます。

実食!やさしい味わいのかぼちゃ

実際にいただいてみると、かぼちゃはホクホクとした食感。味わいは濃すぎず、塩味も控えめに感じられます。

出汁が効いていると感じられましたが、実際にはかぼちゃそのものの味わいを活かしているそうです。

素材の甘みを感じながら、箸が自然に進む味わい。25年間作り続けてきたという言葉にも納得の、家庭料理ならではの安心感があります。

料理好きのママ友から始まった「NAGOMI」

お客さんと楽しそうに話すお二人が印象的

もともとお二人は、子どもの幼稚園を通じて知り合ったママ友。料理が好きという共通点から、時々一緒にお菓子を作るなど交流を深めていきました。

「料理が好きな二人だったので、意気投合して。お弁当屋さんをしたいな、お惣菜を作りたいなというところから始まりました」

飲食店での経験が長いわけではなく、お二人とも学生時代に飲食店でアルバイトをしていた程度。卒業後は、それぞれ別の仕事をしていました。

見るからに美味しそうなお弁当

それでも「いつか自分たちでお店をやってみたい」という思いが少しずつ形になり、まずはシェアキッチンを利用してお弁当販売を始めることに。

店名の「NAGOMI」には、手作りの料理を食べた人の心が和むようにという思いが込められています。

子育てをしながら、週2日の営業

現在のNAGOMIは、お二人が子育てをしながら運営しています。

「家のことをしてからじゃないと、お店に来られないので。子育てがあり、毎日はできないんです」

だからこそ、現在は週2日の営業。営業日には、調理だけでなく、お弁当の盛り付けや接客、販売終了後の片付けまでお二人で行います。

シェアキッチンには、決められた時間までに入って、決められた時間までに片付けて退出するというルールがあります。

ロゴも可愛らしい

実際の営業でも、販売と並行して撤収準備を進めている姿が印象的でした。

リスクが少ない反面、店舗を構えているお店とは違う、シェアキッチンならではの苦労もあると気付かされます。

間接照明が使われているおしゃれな店内

「おいしい」の声が、次の一歩に

営業を始めてからは、リピーターも増えてきました。お客さんからはさまざまな評価を受けますが、何度もお店に来てもらえることが、やりがいにつながっています。

厳しい意見も含め、実際に食べた人の声が届くことは、NAGOMIを続けるうえで大切な経験になっています。

家庭の味を、お弁当という形で

NAGOMIの料理には、特別な技法や珍しい食材だけでは生まれない魅力があります。

家族に好評だった料理。

長年作り続けてきた料理。

旬の野菜。

新鮮な肉。

そして、タレやドレッシングまで一つひとつ手作りする丁寧さ。

「お弁当なので、味が薄くならないように。家の料理よりは、できたらしっかりめにするよう心がけています」

毎日の食卓で培ってきた料理を、お客さんにも食べてもらう。そんなお二人の思いが、一つのお弁当箱の中に詰まっています。

営業日が週2日と限られているからこそ、一食一食を大切に。NAGOMIのお弁当は、忙しい日の昼食に「ちゃんと野菜も食べたな」と思える、手作りの一食を届けてくれます。

基本情報

住所:松山市柳井町2-4-2 泰正ビル1F(シェアキッチンNABi内)

営業時間:11:30〜14:30(売り切れ次第終了)

営業日:水曜、木曜

SNS:Instagram

※本記事は2026年9月訪問時の内容です。最新情報は公式Instagram等でご確認ください。

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この記事を書いた人

世界のわたなべけん

地域に眠る人・場所・会社を取材し、 世界に向けて発信しています。 現場に足を運び、丁寧に伝えることを大切にしています。 地域の価値を最大化し、世界に届けるのがテーマです。

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