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もの・こと  |    2026.10.03

小川珈琲「コーヒー学習会」で学んだ、奥深いコーヒーの世界

アンバサダーをさせていただいているコープきんきさまのイベントに参加させていただきました。

京都の右京区にある小川珈琲(株)京都本社で、コーヒーが大好きなアンバサダーさんが集合!

小川珈琲吉岡さま

講師は、小川珈琲(株)の吉岡様。
今まで知りえなかった深~い珈琲のお話を、たくさん教えていただきました。
小川珈琲 公式サイト

コーヒーは農作物

コーヒーチェリー収穫

コーヒーはアカネ科に属する熱帯植物の実で、中から取り出した種子を厳選した生豆を焙煎して、ご存じのコーヒー豆になります。

コーヒーは、苗床に植え付けてから2~3年かけて育ち、花芽がつき、開花・結実を経て実をつけます。自然の恵みを受けて育つ農作物なので、その年の天候によって味わいが変わることもあるそうです。毎年少しずつ違った風味を楽しめるのも、コーヒーならではの魅力なのですね。

以前、同じお店の、同じコーヒー豆なのに、味も風味もいつもと違い、「こんなに美味しくなかったかしら?」と感じたことがありました。今回の学習会に参加して、その理由を教えていただき、長年の疑問がすっきり解けました。

コーヒーは農作物なので、お米や野菜と同じように、その年の天候によって品質や味わいが変わることがあるそうです。

それでも、コーヒー農園の方々は、世界中へおいしいコーヒーを届けようと、日々手間をかけて栽培されています。そのお話をうかがい、とても感動しました。

コーヒーの生産地は、赤道をはさんで南北に広がる「コーヒーベルト」と呼ばれる地域に分布しています。北側にはエチオピア、ジャマイカ、グアテマラ、コロンビア、南側にはタンザニア、インドネシア、ブラジルなどがあり、栽培される地域によって味や風味にも違いが生まれるそうです。

赤道北側のコーヒー産地

・エチオピア:フルーティーな甘い香りと、柔らかな酸味・コクが特徴です。
・ジャマイカ:代表的な「ブルーマウンテン」は、香り・酸味・コクのバランスがとれた
       最高峰のコーヒーです。
・グアテマラ:甘い香りと、スッキリとした爽やかな後味が魅力です。
・コロンビア:甘い香りとともに、しっかりとした酸味とコクのある重厚な風味です。 

赤道南側のコーヒー産地

・タンザニア:代表的な「キリマンジャロ」は、しっかりとした酸味とコクがあり、豊潤で重厚な風味です。
・インドネシア:代表的な「マンデリン」は、なめらかな苦みと深いコクが特徴です。
・ブラジル:甘みを伴ったやわらかな苦みと、適度な酸味が特徴です。

コーヒーは気候や土壌によって味わいが変わる

赤道の北と南側に分かれるコーヒーベルトにある生産国。それぞれの気候・土壌はすべて違います。

コーヒーと聞くと、誰もがご存じのブルーマウンテン・コロンビア・キリマンジャロ、この三種類の豆も、すべて味わい風味が違います。ブルーマウンテンは最高峰といわれているだけありくせが無くて美味しく、誰もが美味しく飲める味です。

私がはじめてキリマンジャロを飲んだのは、高校生でした。京都の芸能人も通われるという有名なコーヒーショップでいただきました。でも酸味が強く、ミルク大丈夫だったのかな?と思うぐらいの酸味を感じました。今考えると、失礼な話ですね。でも歳を重ねた現在は、その風味・旨味に脱帽です。

コロンビアをはじめて飲んだのは20歳。京都大学の学祭に行った時に、はじめて口にしました。口にした瞬間、コーヒーってこんなに美味しいんだ!とそれからコーヒーが大好きになり、その頃はコロンビアばかりを飲んでいました。 自分の口に合うコーヒーを探し求めるのも素敵ですね。

一杯のコーヒーが届くまで

コーヒー生産者

1杯のコーヒーが私たちの口に入るまで、たくさんの方の手を経て私たちのもとに届きます。

苗を植え付け、手塩にかけて育てあげる。コーヒーチェリーが結実すると、機械や人の手で一粒一粒収穫し、実から種を出して、生豆を厳選。精製・乾燥・焙煎して、やっと私たちのもとに届きます。

これだけの工程、たくさんの人の手、そのたくさんの人々が、大切に大切にしてこられたからこそ、私たちのもとに届けられる。こんなに、ありがたいことはありませんね。

コープと小川珈琲が共同開発した「ダテーラコーヒー」

ダテーラ

「ダテーラコーヒー」は、コープと小川珈琲が共同で開発したとても美味しいコーヒー豆です。

ダテーラ農園

名前についているダテーラは、「ダテーラ農園」という農園の名前です。
ブラジル南東部の内陸に位置するミナスジェライス州にあるダテーラ農園。6,800haの広大な敷地内の半分でコーヒーを生産。のこりの半分は自然保護区域となっています。

最初は小さなコーヒー農園で、はじめて農園が設立されたのが1987年。1990年代に農園の区画を広げていき、現在のダテーラ農園の基盤をつくりました。

「ダテーラコーヒー」のコンセプトは、産地交流型コーヒー。コープと小川珈琲が、原料を探すところからサンプルを開発し、コープの組合員モニターにより選定されて、開発されました。

コーヒー学習会で学んだ、ダテーラ農園のサステイナビリティの独自の取り組みに感動しました。
最近よく耳にするエシカルの先駆者といってもよいくらいのダテーラ農園の理念、持続可能なコーヒー生産の取り組み。

その過程でたまたまブラジルで最初にRA認証を取得したコーヒー農園です。RA認証を狙わずして、最初に取得したというところが、ダテーラ農園の素晴らしさだと思いました。

ダテーラ農園には、世界で2つだけ、フランスのカフェと小川珈琲の区画があります。ダテーラ農園で区画を持てることからも、小川珈琲の取り組みの素晴らしさがわかります。

ダテーラ

ダテーラコーヒーは、チョコレートのような甘みと深いコク、オレンジのようなフルーティーさもあいまってどなたが飲んでも美味しく、す~っと体の中に入って馴染むという印象でした。
チョコレートのような甘みがあるので、チョコレート菓子と一緒にいただくと最高の相性です。

おいしいコーヒーを淹れるポイント

コーヒー学習会

コーヒー勉強会では、目からうろこの、コーヒーを美味しく淹れるコツを教えていただきました。

コーヒードリッパー

ハンドドリップ

コーヒードリッパーの選び方も詳しく教えていただきました。ドリッパーの底に空いている穴は、1穴・3穴などの種類があるということ。

家庭で簡単に美味しく淹れるためには、1穴を選ぶ方がベターだということ。1穴のドリッパーは、誰が淹れても雑味が出にくく、美味しく淹れられるということを学びました。

コーヒー抽出の7つのポイント

コーヒー学習会

1 ペーパーを折る。
2 粉を計量する。
  1人分の目安は約10g。
  3人目からは2割引きの量で
  3人分の時のコーヒーの粉の量は約24g。

3 粉を平らにする。
4 お湯の温度に気を付ける。
  大体85℃~95℃
  温度計が無い場合は、沸騰した湯を
  別の容器に入れ替えると、大体その温度帯になります。

5 全体がしっとりするくらいにお湯を注ぎ、約1分間蒸らす。

6 抽出する。
7 1穴のドリッパーの時は、中心にお湯を注いでいく。少なくなったらつぎ足し、
  分量の目盛りになったら残りはサーバーから外す。
  このようにすることで、コーヒーの雑味が出にくくなります。

雑味がでたコーヒーとうまく淹れたコーヒーの飲みくらべ

コーヒー学習会

講師の吉岡様に、わざと雑味が出たコーヒーと、教わった通りに美味しく淹れたコーヒーの飲み比べをさせていただきました。

珈琲のみ比べ

飲み比べると、雑味が出たほうは、酸味が強すぎてまずい!一方、教えてもらった通りの手順で淹れたコーヒーの美味しさにびっくり。淹れ方で、こんなにも味が変わるということをはじめて知りました。

コーヒーを抽出するときに、ペーパーに壁のように張り付いている豆に湯を注ぐと、雑味が出てしまいます。もったいないからと注いでしまうのは、せっかくの美味しいコーヒーが台無しになってしまいます。

京都の街とコーヒー文化、そしてこれからの至福の時間

京都は実は全国でもトップクラスのパン・コーヒー消費量を誇る「喫茶文化の街」でもあります。毎朝早起きして自分のために淹れる1杯のコーヒータイムは、慌ただしい日常のなかで自分を大切にでき、一日頑張るエネルギーを与えてくれます。 

今回の学習会で小川珈琲様のこだわりや生産者さんの熱い思いに触れ、いつものコーヒータイムがより深みのある特別な時間に変わりました。 

京都にお住まいの方はもちろん、京都へ観光や散策に訪れた際には、ぜひ小川珈琲の本店や各店舗にも足を運んでみてください。プロが丁寧に淹れた至福の1杯を味わいながら、京都ならではのゆったりとしたコーヒータイムに浸ってみてはいかがでしょうか。 

【店舗情報】小川珈琲本店

住所
京都市右京区西京極北庄境町75
電話:075-313-7334
営業時間:7:00〜19:00(ラストオーダー 18:30)
定休日:なし

Morning: 7:00~11:00
Lunch :11:00~14:00

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この記事を書いた人

中西 幸惠

京都暮らしのフリーランスライターです。 ピアノ教師のかたわら、美味しい香りに誘われて京都の街を歩き、 静かな境内で心を整える時間を大切にしています。 料理ブロガーとしての視点を活かした「本当は教えたくない穴場グルメ」ガイドブックには載らない「心癒される寺社仏閣」の情報をお届け。京都の日常にある、美しくて美味しい瞬間を切り取って発信しています。

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