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アクティビティ  |    2026.09.27

防災・減災を学ぶ、横浜市民防災センターの「地震・火災体験ツアー」に参加してみた|神奈川県横浜市

(提供元:横浜市民防災センター)

地震や火災が起きたとき、とっさに自分や家族を守る行動ができるのか

と、問われると果たしてどうだろうかと思われるのではないでしょうか。

「横浜市民防災センター」には、そうした場面を疑似的に体験しながら学べるプログラムが用意されています。

今回は、数ある体験プログラムの中から「地震・火災体験ツアー」と「マンション防災考えるーム」に参加し、実際に体験してみたレポートをお届けします。

「横浜市民防災センター」の体験プログラムとは?

「横浜市民防災センター」は、JR「横浜駅」西口から徒歩で約10分の緑豊かな場所にあります。

館内では、体験ツアーやプログラムを通じて、災害や減災について学べるほか、資料展示などもあり充実した施設です。

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防災や減災に関する資料展示も充実していますが、「横浜市民防災センター」のおすすめは、ガイド付き体験型のツアーの「地震・火災体験ツアー」と「風水害体験ツアー」の2つと7つの体験プログラム。

体験ツアーは「地震・火災体験ツアー」と「風水害体験ツアー」、体験プログラムは「マンション防災考えるーム」など、全部で7つ。

体験ツアーやプログラムは予約優先ですが、当日空きがあれば参加できるそうです。来館前に、公式サイトや施設へ最新情報をご確認ください。

「地震・火災体験ツアー」へ

(提供元:横浜市民防災センター)

今回は、多くの方が体験されているという、「地震・火災体験ツアー」と「マンション防災考えるーム」に申し込みました。

どちらも専属ガイドのスタッフさんがアテンドする形式です。

「地震・火災体験ツアー」の定員は、1回につき最大30名まで。

「マンション防災考えるーム」も予約優先ですが、空いていれば見学できるそうです。

「地震・火災体験ツアー」の内容は次の通りです。

  • 災害シアター
  • 地震シミュレーター
  • 火災シミュレーター
  • 減災トレーニングルーム

4つのコンテンツを約60分かけて体験していきます。

(提供元:横浜市民防災センター)

今回、ガイドを担当してくださったのは、人命救助の最前線で長くお仕事をされてきた大ベテランの方。ガイドさんの案内のもと、「地震・火災体験ツアー」が始まります。

大画面で「横浜の災害」を疑似体験する「災害シアター」

まず案内されたのは、「災害シアター」。

30人ほどが座れるコンパクトな部屋に入ると、イスを囲む大きなスクリーンが目に飛び込んできます。

ここで約15分間、横浜で地震があった場合に想定される災害の映像を鑑賞します。

震源の位置にもよりますが、横浜は海が近く、地震発生から最短でわずか約12分で津波が到達する可能性があることなど、「横浜ならでは」の具体的な情報が盛り込まれていました。

途中には防災クイズも交えながら進む構成で、「自分事」として災害を捉えられる内容になっています。画面が大きいのでCGの画像も迫力があり、「横浜で被災したら」という想像力が掻き立てられます。

地震の揺れを体感する「地震シミュレーター」

次は、「地震シミュレーター」。

2本のバーが設置された装置に乗り、地震を再現した揺れを体感できるシステムです。一度に体験できる人数は約6名。

今回は、ビルのオフィス内で地震に遭遇したというシチュエーションで震度7までの揺れを体験。頑丈なバーをしっかり握り、足を踏ん張った状態でも体がグラグラと振られ続けます。

前の画面に「キャスター付きの椅子やコピー機が転がってくる」「棚が倒れてくる」など、オフィスで想定される被害が写し出されます。オフィスで起こりうる危険なポイントが把握できます。

震度7クラスになるとしがみついてないと飛ばされそうでした

震度7クラスになるとバーにしがみついてないと飛ばされてしまいそうでした。体験プログラムなので、長くても1分程度で終わりますが、実際には余震が続くこともあります。

体験が終わった後もしばらく体が揺れている感じがしました。体験される際は、その日の体調を考えながらがおすすめです。

「火災シミュレーター」で消火と煙のなかを歩く

地震シミュレーターの次は「火災シミュレーター」へ。

消火器の使い方を学ぶパートと、煙の中を避難するという2部構成。

まずは、消火器の使い方を学びます。

家庭での火災を想定し、写し出される映像に向かって消火器で火を消します。実物の消火器を使うと白い煙が充満してしまうので、ここでは映像と連動したトレーニング用の装置を操作します。

画像で確認できるのでわかりやすいです

ガイドさんが「安全ピンを抜く、ホースを向ける、レバーを握る」という手順を説明してくれました。

いざレバーを握ってみると、意外と力が必要だなというのが正直な感想。以前、避難訓練で消火器を使ったことがあったのですが、手順を忘れていたので、いざというときのために使い方を定期的に確認しておく必要性を痛感しました。

続いて、体に害のない成分でできた模擬の煙が充満した通路を歩く「煙体験」へ。

リアルに煙が出てきます

煙はまず上部にたまり、徐々に下に落ちてくるため、避難する際はハンカチで口と鼻を覆い、姿勢を低くして壁伝いに歩くのが基本。また非常口の誘導灯に従って進むことも大切です。

訓練用の煙が充満し、視界がかなり悪くなっています(提供元:横浜市民防災センター)

実際に煙の中を歩いてみると、避難する方向が見えにくかったです。わずかな距離でも火災の現場が想像できる体験でした。

※煙体験では模擬煙を使用します。体調がすぐれない方やアレルギー体質の方などは、公式サイトの注意事項をご確認のうえ、必要に応じて施設へご相談ください。

「減災トレーニングルーム」で避難までの流れを疑似体験

最後は、「減災トレーニングルーム」。

マンションの一室を再現した空間で、プロジェクションマッピングを使った映像演出の中、地震発生から避難完了までの一連の行動を体験するコーナーです。

モニターで中の様子をチェック

部屋の中に入って体験するグループと、外から見学するグループに分かれるのが通常のスタイル。ガイドさんがマイクでアドバイスをしながら進めてくれます。

プロジェクションマッピングで、危険な場所や倒れてくるものが映し出される演出は、「頭ではわかっていても、実際にはなかなか動けない」という感覚を体験できます。

外に避難する場合は、初期消火をする、ブレーカーを落とす。停電時にはテレビやスマホが使えない可能性を想定しておくことの重要性を実感。

できることをしてから避難する。さらに、必要な情報を収集するために携帯用ラジオなどを準備しておきたいと思いました。

「マンション防災考えるーム」でマンションならではのリスクを知る

今回はもうひとつ、「マンション防災考えるーム」も体験してみました。

横浜市はマンションも多く、住まいに特化した防災知識の共有も重要とのこと。マンションに見立てたモデルルームで、どのように備えるかを体験・学習できるコーナーです。

玄関の収納に備蓄できるようになっていました

なかでもマンションの避難設備として、ベランダに設置されている「避難はしご」の体験コーナーが印象的でした。

マンションでは、各階の両端のバルコニーに、避難はしごなどの避難設備が設置されているケースがあります。実際にはしごを触ってみると、構造上しっかりしているとわかってはいても、見た目がやや華奢で、実際に使う場面を想像すると不安を感じました。

はしごは思っていたよりも揺れます

使わないに越したことはないですが、いざというときのために触れておく。「体験して、考えることが大切」というガイドさんの言葉が心に刻まれるプログラムでした。

まとめ

(提供元:横浜市民防災センター)

今回は、横浜市民防災センターの体験メニューの中から「地震・火災体験ツアー」と「マンション防災考えるーム」の模様をレポートしました。

震度7の揺れの激しさ、消火器の重さと使いにくさ、煙の中の視界の狭さ……どれも実際に体で感じてみて、改めて考えさせられる体験でした。

(提供元:横浜市民防災センター)

人命救助の最前線でお仕事をされてきたガイドさんは、過酷な現場に身をおいてきたからこそ、「災害などで死んでほしくないし、ケガしてほしくない。だからこそ、自分の身を守る方法を知って、考えてほしい」とおっしゃっていて、その言葉の重みを痛感しました。

「横浜市民防災センター」は、体験しながら防災や減災について学べる施設です。今度は、「風水害体験ツアー」など、他の体験ツアーやプログラムにも参加してみたいと思いました。

起こりうる災害に備えて、防災や減災を学びに「横浜市民防災センター」を訪れてみてください。

取材場所:横浜市民防災センター
住所:神奈川県横浜市神奈川区沢渡4番地7
TEL:045-312-0119(代表) 045-411-0119(予約に関するお問合せ)
アクセス:JR「横浜駅」西口より徒歩で約10分
開館時間:9時15分~17時
定休日:毎週月曜日(祝日の場合は開館、次の平日が休館)、年末年始(12月29日~1月3日)
入館料:無料
ホームページ:https://bo-sai.city.yokohama.lg.jp/
Instagram:@yokohama_fire_b
X:@YOKOHAMA_FIRE_B

※休館日や開館時間・イベントは変更となる場合がありますので、最新の情報は公式ホームページ・SNS等をご確認ください。

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この記事を書いた人

chillco

【神奈川県公認Medallライター】神奈川県横浜市在住。生まれも育ちも横浜。取材・インタビューを中心に活動するWebライター。旅・酒・食・音楽がテーマ。訪れた国は25か国を超える。お酒やグルメ、スイーツ、イベントなど地元・横浜の魅力を発信していきます!

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