週末はどこに行こう?
週末、お出かけはしたいけれど、どこに行っても混んでいるな、そんなお悩みはありませんか?外出はしたいけれど、人混みは苦手、そんな方にぜひおすすめしたいスポットは千葉県の「ホキ美術館」です。近くには東京ドーム約23個分の広さを誇る千葉市最大の公園である「千葉市昭和の森」もあり、絵を見たり昭和の森を散策したり、1日ゆっくりと美術と緑に触れながら過ごすことができますよ。
ホキ美術館って?
ホキ美術館は、千葉県千葉市にある「日本初の写実絵画専門美術館」です。写実絵画ってあまり聞きなれない言葉ですよね。一体何なのでしょうか?
写実絵画というのは、画家が見たままを忠実に描く絵画のことです。ホキ美術館には、1年に数点しか描くことができないほど、時間をかけて1枚の絵と向き合い、緻密に作り上げられた作品が現在約500点ほど集められています。他の美術館ではなかなか見ることができない作品ばかりです。
また、写実絵画をブームと言えるまでに盛り上げた森本草介の日本最大のコレクションを所蔵しています。
まずは、イタリアンで腹ごしらえはいかが?
ホキ美術館へは車か電車とバスで行くことができます。電車とバスで行く場合は、JR外房線の「土気(とけ)駅」が最寄りで、土気駅より千葉中央バス南口3番乗り場「ブランニューモール」行き「あすみが丘東4丁目」で下車するとすぐがホキ美術館です。
駅から美術館へは少し離れていますが、都心の美術館とは違い、全体的にのんびりした雰囲気のエリアなので美術館への道のりもゆっくりとした雰囲気を味わいながら向かうことができますよ。
電車移動でちょっと疲れたなぁというときは、土気駅を降りてすぐの「ラ・コリーナ」で軽くランチはいかがでしょうか。
駅からすぐのカジュアルイタリアンで、美味しいパスタやピザ、ケーキ、ワインを楽しむことができますよ。おすすめは、「4種類の木の子とクリームの調和『木の子のパイ包みスープ』」です。是非、立ち寄ってみてくださいね。
お店の情報
Pasta&Cafe LA☆COLLINA(パスタ&カフェ ラ☆コリーナ)
住所:千葉県千葉市緑区あすみが丘1-20-1 あすみが丘東急バーズモール
営業時間:11:00~22:00
こんな美術館見たことない!
ホキ美術館は、そのコレクションも素晴らしいのですが、建築もすごいんです。こちらが美術館の外観で、細長いチューブのような外観をしています。
建物の周囲をぐるっと回ることができ、反対側から美術館を見てみると、まるで建物が宙に浮いているかのような不思議な光景が広がっています。
このチューブ状の展示空間は、「1対1で写実絵画と向き合える場所」というコンセプトから設計されています。内装も、ピクチャーレールのない展示室、天井に埋め込まれたLEDとハロゲンの照明や長時間の鑑賞にも疲れないゴム素材の床など、絵画鑑賞のために細かいところまで徹底的に最高の設備を用意されています。絵画ととことん向き合うことができる空間が用意されているんです。
このユニークな建築は、2009年にスペイン・バルセロナで開催されたWAF(World Architecture Festival)のfuture project 部門で最終審査まで残ったんだそう。
ぜひ、絵画だけでなく、建築にも注目してみてくださいね。
千葉市昭和の森で癒されてみては?
ホキ美術館は、当日であれば入館券を受付に提示すれば何度でも出入りが自由なんです。というのも、このホキ美術館からすぐ近くにある「千葉市昭和の森」は緑豊かな千葉市最大の公園です。春はたくさんのツツジが咲いていて、とても綺麗なのでぜひ立ち寄ってみてくださいね。
今週末は、ちょっと遠出してみませんか
今回ご紹介した「ホキ美術館」は、千葉県千葉市の美術館です。地方の美術館には、都心では味わうことのできない、ゆっくりとした時間が流れていて、アートと緑に触れて心身ともにリラックスすることができました。今週末はぜひ、ホキ美術館を訪れてみませんか。
美術館の情報
ホキ美術館:〒267-0067 千葉県千葉市緑区あすみが丘東3-15
開館時間:午前10時~午後5時30分
休館日:火曜日(※火曜日が祝日の場合は開館、翌平日に休館)
https://www.hoki-museum.jp/about/guide/
- サヘル・ローズ初の絵本刊行:Dear 世界へ | 一冊の絵本「Dear」がつなぐ、子供たちの声【後編】
- 大人も子どもも楽しめる!絵本の世界へようこそ|神保町「ブックハウスカフェ」で出会う物語と憩いの時間【前編】
- 地域の課題を文化の力で解決!|横浜市磯子区文化センター 杉田劇場の取り組み
- おにぎり専門店 結-YUI- 人と人を結ぶ母の味|埼玉県八潮市
- さいたま市・北浦和の商店街でまもなく1周年「Ohana Bagel」幸せ気分でベーグルを
- 沼津で特別な一杯を|次世代へつなぐ情熱の珈琲「自家焙煎珈琲屋 花野子」
- 琵琶湖西岸の城下町・大溝とその周辺を巡る、歴史の旅【後編】
- 琵琶湖西岸の城下町・大溝とその周辺を巡る、歴史の旅【中編】