もの・こと  |    2026.10.06

「かたなの博物館」で職人技に出会い、心が引き締まった|大阪市平野区

 大阪市平野区を散歩していると、「かたなの博物館」に出会いました。こちらは刀を展示している博物館であり、関西地方のテレビでもたびたび紹介されています。看板に「お気軽にどうぞ」と書かれていたので、いざ入ってみることに。突撃取材です!

かたなの博物館 

 店内に入ると外国人のお弟子さんが挨拶をしてくださいました。後で話を聞くと、フランスのご出身の方で、この場所で刀を研ぐ修行をされているとのことです。そして先生が奥からお出になられて、ご挨拶をしました。

店内の様子

ディスプレイには、刀やよろい、かぶとが展示されています。昔の刀でありながら、刀先はとても輝いていました。

こちらの刀も、痺れるかっこよさでした。テレビ番組のステッカーが飾られており、右側にはわたしの好きなジブリの作品を手がける作画監督、山下明彦さんのサインも飾られていました。

館長 真津仁彰(まなづ ひとあき)先生

真津先生は研師としては三代目にあたるそうです。

さっそく、先生が刀を研いでいるところを見学させていただきました。

ーーー「刀を月に何本くらい納品されていらっしゃるのですか?」

真津先生「月に納品できる刀は2本ですので、2週間に1本のペースで磨き上げています」

後から紹介しますが、刀を磨く箇所はたくさんあるとのことです。また、研磨が終わった刀は、定期的なメンテナンスが必要ですが、何十年も良好な状態を保てるそうです。

こちらは、先ほどのフランスご出身のお弟子さんが研いだ刀を、先生にチェックしてもらっている様子です。フランスから来て、刀の研磨の修行を20年積んでいるとのことで驚きました!

じっと刀を見つめる真津先生、お弟子さんに「OK!」と声をかけていました。どうやら合格のようです。

ーーー「かたなの博物館をやろうと思ったきっかけは?」

真津先生「もともと、いまあるこの場所はガレージでしたが、町ぐるみ博物館の人の後押しもあり、開業することにしました」

大阪市平野区には、かたなの博物館のほかにも、幽霊博物館、ふくろう博物館など、10店舗以上の博物館があります。

「平野町ぐるみ博物館」と呼ばれ、平野の町づくりを考える会が地域の活性化のために立ち上げたそうです。

刀を研磨するのは16箇所

こちらは頂いたパンフレットであり、刀の部位にも名称があることを知りました。刀を研磨する箇所は全部で16箇所あり、丁寧に作業する姿が見られました。

パンフレットと照らし合わせると、刀の「小鎬」「三ツ頭」のあたりを研磨されているのでしょうか。

刃物を取り扱っていらっしゃったので、緊張感があり質問はできませんでした。

隣にいるフランスのお弟子さんも真剣に刀を研磨している様子がうかがえます。

こちらは、全国から集められた研ぎ石です。研ぎ石にもいっぱい種類があり、丁寧に刀を研磨していきます。左側にある研ぎ石から、右側に行くほど、目の細かい研ぎ石を使って研磨していきます。とくにこの刀の部位は、必ずこの研ぎ石を使うことはないそうです。

刀を研磨する16箇所に、豊富な種類の研ぎ石を使っているので、納品するのに1本2週間かかるというのも納得です。

真津先生が刀を研磨されている姿に、自分自身も凛とした気持ちになりました。他にも質問したかったのですが刀を扱っておられたので、恐縮して話しかけられませんでした。

まとめ

今回は突然の訪問にも関わらず、ご丁寧に対応していただけました。刀を購入するとなると敷居が高いものですが、真津先生の刀を研ぐ姿を見るだけで、心が引き締まる体験ができるかもしれません。

ぜひ一度、大阪市平野区にある「かたなの博物館」にいってみてはいかがでしょうか。

アクセス

平野町ぐるみ博物館 かたなの博物館

〒547-0045

大阪市平野区平野上町2-8-13

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この記事を書いた人

nakachan19

大阪市在住・地方創生ライター・ナカタユウスケです。歴史スポット・店舗のインタビュー記事|元信金営業、大阪の魅力を発信中|

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