聖夜のしずくシリーズは『長崎』にこだわって展開し、商品開発を行っています。
その一環として、長崎純心大学と学校法人鶴鳴学園長崎女子短期大学（以下長崎女子短期大学）との産学連携コラボレーション企画があります。
聖夜のしずく「JUNSHIN」ストーリー
長崎純心大学では、「純心」を継承し、デザインを通して魅力を発信する授業「純心の継承と開発」の中で商品開発が行われました。
学生たちは、母校となる長崎純心大学のイメージから、最初にキーワードを出し合いました。
そのキーワードを基に香りの選定とパッケージデザインを行い、オリジナルブレンドのアロマミストが完成しました。
聖夜のしずくシリーズでもこだわって使用されているフランキンセンスと、ローズマリーを使用した精油のブレンドになっています。
「キリスト教、上品、穏やか」というキーワードからパッケージには聖母マリアを採用し、ベールには聖母マリアのローズマリー伝説からローズマリーとユリが描かれています。
ローズマリーには、聖母マリアが幼いイエスを連れてエジプトに逃げていたある夜、青いマントを白い花の上に掛け隠れた時に、花がブルーに変わったという言い伝えがあります。
使われている精油の由来を知ること、商品開発までの想いを知ることで、魅力が増すアロマミストになっています。
聖夜のしずく「KAKUMEI」ストーリー
長崎女子短期大学では「ビジネスプランニング」の授業の一環で商品開発から販売までの企画・運営に取り組み、アロマ商品の開発を行っています。
長崎女子短期大学とのコラボレーションでは、春の香りと冬の香りをイメージした商品が開発・販売されています。
2024年度は「長崎の夏」をイメージした商品を開発・販売する授業です。
自分のイメージを香りとデザインで伝える
今回取材させて頂いた授業は「アロマミストのラベルデザイン」と、商品として選考されるようアピールするプレゼン資料作りでした。
すでに3回の授業が終了し、「長崎の夏」を基にイメージを膨らませ、長崎や夏についてたくさんのイメージを洗い出して、イメージボードを作成。そのイメージに合わせた香りのコンセプトを考え、調香し、アロマミストが完成している状態で、4回目の授業となります。
学生18人が2人ずつのペアになり、すでに9本のアロマミストが完成していました。
すべてのアロマミストには、学生たちが考えた長崎の夏のイメージと、ブレンドした精油の種類が記載されたシートが添えられており、これまでの授業で試行錯誤してきた様子が垣間見えました。
アロマミストの香りを確かめながら、パッケージデザインを考えている様子は、真剣ながら楽しげ。
例えば「ゼラニウム」の精油。
ゼラニウムってどんな色？と検索し、赤やピンクのゼラニウムがヒット。
精油の素材の色味を使うのか、夏のイメージに合わせた色味を使うのか、アロマミスト全体のイメージに合わせた色味を使うのか。
どうしたら、自分たちのイメージを形にできるのか、活発な意見を出し合っていました。
「長崎」を知り、スキになる授業
各ペアが調香した9本のアロマミストの中から商品として販売されるのは1本。
18枚のラベルデザインが出来上がり、その中から1枚を選出します。
各ペアの熱い思いを知っているため、すべてを商品化したいと思ってしまいますが、商品を開発・販売するということは、厳しい審査をくぐり抜けて選ばれる必要があります。
自分の母校がある長崎を知り、長崎の夏と言えばどんな食べ物・イベントがあるのかを考え、イメージを膨らませた商品を作り上げていく。
地元が大好きになるステキな授業を受けることができる学生たちが羨ましいと思いました。
地域を盛り上げるには、地域に対する愛が不可欠。
学生に「アロマを作ったり、授業の中で苦労したり難しかったことは？」と質問してみました。
「え～、何だろう？」と困らせてしまった様子。
「楽しかったことは？」と聞くと「全部楽しい!!」と笑顔で答えてくれたのは、とても嬉しい反応でした。
「特に楽しかったのは、色々な香りを調香していく過程だった」のだそう。
楽しみながら試行錯誤して作り上げる商品は、2025年1月に販売される予定です。
長崎の夏をイメージしたアロマの完成が楽しみです。
長崎らしさに特化したアロマ「聖夜のしずく」
祈りの地長崎で生まれた「聖夜のしずく」シリーズ。
前後半で、「長崎」に特化したこだわりを紹介しました。
古代から薫香として利用され、キリストの誕生に関わり深い「フランキンセンス（乳香）」をベースに配合したオリジナルアロマから、長崎の特産品・長崎出身のアーティストとのコラボ商品、長崎の学生とのコラボレーション企画など、とことん「長崎」が詰め込まれたアロマシリーズ。
長崎名物の食べ物は、ぜひ長崎に来て食べてほしい。そして長崎の思い出や雰囲気は、長崎らしさを感じることができる「聖夜のしずく」シリーズで。自宅でも長崎を思い出してください。
